私はテレビを持っていません。ここ十数年所持していなく、全くテレビを見ない生活が続いていますが、生活で困ることなど殆どありません。テレビを見なくなってから、心がだいぶ軽くなったと思います。今回は何故テレビを見なくなったのかという理由と、生活の変化について書いてみます。
テレビを見ない理由
子供の頃はテレビ大好きでした。「俺たちひょうきん族」から始まり「ごっつええ感じ」などのバラエティ番組を見て笑い転げ、HEY×3などの音楽番組などを見て最新の音楽を聴いたり、テレビは私の人生にとって必要不可欠な物でした。
時は過ぎ、ブラウン管時代が終わり、プラズマ、液晶テレビなどの薄型テレビ、地上デジタル放送が始まりハードウェアの進化が始まりました。
ハードが進化すれば当然ソフトウェア(=番組)も変わるはずなのですが、私はこのソフトウェアに嫌気が差してテレビを見なくなったのです。
番組がどう変わっていったか
社会人になっても相変わらず暇な時はテレビを見ていたのですが、一時期からあれ?と疑問に思いだしました。
テレビつまんなくなってね?
ここで言う「つまんない」は笑いの質の低下とか私の成長とかではありません。
テレビ全般無茶なことをしなくなり、視聴者からのクレームを過度に恐れ、無難な番組を作るようになったのです。
また、朝のニュースではどこを見ても偉そうなコメンテーターが政治家を常時叩きまくると言う状態が繰り広げられていたのです。
この頃からテレビ別に無くても良くね?と思い始めていました。
2002年ワールドカップが決定打に
2002年に行われた日韓ワールドカップ。
私はサッカー好きなので皆と同じようにテレビで観戦していました。
イタリアvs韓国の試合、ヨーロッパのいぶし銀的な選手が集まったイタリア代表の素晴らしさを見るために観戦していたのですが・・・
結果は皆さんご存知の通り、不可解な判定、韓国のひどいラフプレーによりイタリアは敗退しました。
この試合の後のアナウンサーの笑顔が忘れられません。
大喜びというより「おかしいけど喜んでおかなくては」的な大人の笑顔
何なんだこいつら・・・
その日からだんだん私はテレビを見なくなりました。ワールドカップの決勝も見ていません。
テレビを見ない生活になって
テレビを見ない生活で困った事
実はあまりない事に気づきました。朝はテレビのオンタイマーで起きていたのでそれが無くなり、代用の目覚ましを探さなければならない位でしょうか?
今まで十数年、テレビを見なくなってからずいぶん経ちますが、どうしても見たくなる事が1年に1回だけあります。
それは大晦日のダウンタウンの笑ってはいけないシリーズ。
これも見ないでも我慢は出来るのですが、見たい番組というのは多分これだけです。
会話についていけない
「倍返しだ!」とか言われてもなんのセリフか分からなかったですし、ゴクセンとかセカチューとか何をどう略してあるのか分からず、テレビの話題に入っていけなかった記憶があります。
ただ、これに関してはその場では困りますが、長い人生の中ではほんの一瞬の出来事なのでどうでもいいです。
テレビを見ない事で話題には付いていけなくなりますが、現在は昔ほどテレビの話題というのも少なくなってきています。
それに今は放送後数日経ったらYouTubeで(以下略
時事問題や流行に疎くなった
これに関してデメリットとして挙げる人もいるでしょうが、私は全く困りません。
1ヶ月後には皆忘れている様な話題をなぜ一生懸命覚えなければいけないのか意味も分からないですし。後で書きますが、実はこれはメリットの部分が大きいのかも知れません。
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そしてテレビを捨てた
以上の様に、見ない事によるデメリットは私の人生に全くと言っていいほど影響を及ぼさないレベルであり、むしろ
メリットの方が多くね?
という事を感じだしました。テレビを見ない生活がしばらく続くと、テレビ自体が要らない物になり、引っ越しを契機に捨ててしまいました。最初は不安でしたが、しばらく経つとテレビが無い生活が当たり前になりました。
以下はテレビを見ない、テレビを持たない事によるメリットです。
NHKの受信料を払わなくてもよい
NHKの料金は一括年払いで13650円/年 となっております。
これはもちろんテレビを持っていないのだから一切払っていません。払う理由もありませんし。
何度かNHKの契約の為に家に業者が来たのですが、その度に追い返しています。
中には「家の中見せてくださいよ!」なんて言うアホな業者もいますが、何故お前を家に入れなければならないのか小一時間程度問い詰めたいです。
中には「スマホでテレビ見れますよね?契約してください」というアホもいるのでIphone見せたら黙ります。だいたい何故Iphoneに外付けのチューナーつけてまでお前らに料金を払わなければならないのか意味わからん。
ネガティブな情報シャワーを浴びなくてもよい
実はいちばんここが大きいです。
基本テレビやラジオの番組、特にニュースなんかはネガティブな情報にあふれています。
どこどこで誰が死んだ、どこで火災があった、政治家ガー、良いニュースを探すのが難しい報道内容になっています。(そもそも報道とはその様な物かも知れませんが)
この様なネガティブな事ばかり頭に入れると、いつの間にか思考もネガティブ思考に汚染されてしまう気がしたのです。
テレビのコメンテーターなんかは自分こそが正義!政府は悪!みたいな感じで無責任な言葉を連発して一般庶民をネガティブ情報漬けにします。そして何食わぬ顔で出演料を貰っているのでしょう。
朝7時台のTBSラジオ、反政府系番組で有名な「森本毅郎スタンバイ」という番組があります。毎朝通勤時に聞いていたのですが、悪意の塊の様な放送でいつの間にか聞くのをやめてしまいました。
有意義に過ごす時間が増えた
テレビが無いと暇つぶしのツールが無くなり、手持無沙汰になる心配もあるかも知れません。しかし、本を読んだりメモ帳に色々書いて自己分析したり、部屋を片付けたり、時間の使い方の幅が広がった気がします。
昔なら暇だからとりあえずテレビ・・とリモコンに手を伸ばすところでしょうが、今はまったく見ないので他の事をすることが多いです。
無駄なお金を使わなくなった
テレビ本体代、受信料も勿論ですが、下手な宣伝に惑わされて余計な物を一切買わなくなりました。
芸能人で誰々が使っている、これを買えばどーたらこーたら言う宣伝には惑わされることもありません。現在何が流行っているのかとか、今は片手で調べればテレビ以上に深くて広い範囲で情報が得れるので、もうテレビを買う事も無いと思います。
薄型だの4Kだのは私には関係のない世界の話です。
テレビの必要性は?
現在の所、全く感じていません。大晦日12/31にダウンタウンの番組をちょっと見たいなと思う程度です。その他のワイドショーや歌番組とか全く興味が無くなりました。
最近ではYoutubeにも学べる系の動画が多く、時間つぶしには困らない世の中になってきています。
また、映画やお笑い動画なんかは有料ですがネットサービスもありますし、無理にテレビを持つ必要は全然ない世の中になってきています。
テレビを見ない事で心も金銭的にも余裕が
というわけで、テレビを捨てると時間も心も金銭的にも余裕が出るよ、という話でした。家族がいるとなかなかこの様な事は出来ないと思いますが、20年後はテレビももう無くなっているんじゃないのかなと思う今日この頃です。
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