「神メンタル」は願望達成の為の必需品

メンタル1

何年か前に発売された 星渉氏著「神メンタル」。目標達成や願望達成するにはまずこの神メンタルが必要だと言うこと、神メンタルを持っているものは思うように人生を操れるとの事で私も読んでみました。なるほどと思う所、目から鱗な所、ここ数年で一番面白い実用書でしたので一部要約を書いてみます。

願望達成の為に必要な「神メンタル」

著者はこの中で、思い通りに生きる3つの重要な因子として次の事を挙げています。

現実(未来)は
①目的地と
②手段と
③メンタルで作られる

現実(未来)は、この①目的地、②手段、③メンタル、この3つの相乗効果があり初めて変えることが出来ます。

この3つは掛け算でどれか一つでも0ならば当然答えもゼロになってしまいます。

これら3つの効果で人生を思い通りに生きる事が出来る、と著者は本書で記しています。

どうやって上げていくか、そのノウハウが本書には書かれていますので一部紹介だけしておきます。

①目的地は明確になっているか?

例えば我々がどこかに遠出をする時など、あらかじめ目的地を設定して(例;観光地)ナビにセットし、その通りに走れば到着する。

人生における願望達成もこれと仕組みは同じで、本書ではこの目的地を決める事の大切さを説いています。

同じように飛行機でも機体は完璧、燃料も十分、天候も良い、なのに機長が
「どこ行ったらいいのか分からん」
「南?西?アメリカ方面?」
「こっちかなwww」

なんて言ってたら飛ぶ以前の問題で飛行機は離陸することもできません。

人間の「どこに向かうか」もこれと同じ様に、何がしたいのか、どこに行きたいのかが分かっていないと、羽田上空をグルグル旋回している飛行機と同じ様になってしまいます。

そして著者は、この目的地決定は「これ以上ないくらい明確な目的地を設定する」と言う事を説いています。

半年後、1年後、3年後、5年後、10年後どうなっているのか、これ以上ないくらい明確な答えを即答できなければ進むことすら出来ないと言うことです。

また、正月に神社で祈ったこと、仰々しく目標を書いた事が達成できない理由として、「単に忘れてしまっている」と言うことも説いています。これを忘れないようにする為のコツも本の方に書かれています。

②手段は勝手に見つかる

以前の私もそうでしたが、この手段を見つけることに精一杯でした。

どうやったら良いのか、その前に何をやったらいいのか、行動行動って何すればいいんだよ(泣みたいな感じで、手段ばかりを一生懸命探していましたが、著者はこの本の中で

手段は最も優先順位が低い

と述べています。

どう言うことかと言うと、①「目的地が明確」になっていることと③の「メンタルの強さ」さえあれば手段は勝手に見つかるので「探す物ではない」と言うことになります。

何をやっていいのか分からない、どうすればいいのかわからないと悩んでいる人はまず①の目標達成が曖昧なのかも知れません。

本書には何故手段が勝手に見つかるかと言うことも書かれていますが、当ブログでも何度か書いている「心理的ホメオスタシス」がそれを邪魔する事も書かれています。

③一番大事なメンタル=自己評価

ここが低いと願望達成はおろか、人生が迷路に入ってしまい抜け出せません。

願望で前に進もうとしているのに心でブレーキを掛けている状態です。

  • 「どうせ私なんか・・」
  • 「以前もダメだったし今度もきっとダメ」
  • 「そんな大それた事出来るわけない」

自己評価が低いと大体こんな事を考えて心にブレーキを掛けてしまうのです。

ではどうすれば自己評価を上げることが出来るのかと言うと、本書では

「未来(1年後とか)の視点から現在を見てみる」

というワークを勧めています。

1年後、若しくは数年後、目的を達成した時の自己評価が、現在の自己評価がと同じなのか?

もし違うのであれば・・・? 

大体の人が目標達成した後と、現在の自分では自己評価そのものが違うと思います。

そこで生まれるのが

強烈な違和感

であると著者は述べています。この違和感があると違和感を打ち消すため必要な情報を脳は勝手に集め出します。

手段が不要と書いたのは、この将来の自己評価=神メンタルが備わった時点で、願望達成までの手段を自動的に収集し出すと言う脳の働きがあったからなのです。

久々にスマッシュヒットな一冊

引き寄せで願望を~・・みたいな本は若い頃に読んだのですが、内容が薄っぺらすぎてどうにもピンと来るものはありませんでしたが、この本は脳の機能をある程度勉強した後に読んだ事もあり、すっと頭の中に入ってきました。

今回紹介したいくつかの事柄はこの本のほんの一部で、願望達成の為色々なワークや知識が書かれています。

引き寄せとかあの辺のスピリチュアル系に疲れた人にもおすすめの一冊です。

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