スピリチュアル・引き寄せ系のセミナーに絶対お金を払ってはいけない理由

詐欺師

1990年以降、一部の間でちょっとしたブームとなった引き寄せの法則。いわゆるスピリチュアル系として精神世界の構造を理解実践し、幸せになろう!という触れ込みで現在では一部の熱狂的信者によって支えられています。一方で、本に書いてある通りにやっているのに全然効果がないから、ちょっと高額だけどセミナーに行って教えを請うている方もいる様です。

意外と高額なスピリチュアル系のセミナー料金

私の知っている限りで話しますが、YouTubeで顔出しをしている某スピリチュアル系(以下スピ系)講師は初回の軽い概要を延々と述べるセミナーで参加費1万円。

またもう一人のセミナー講師は参加費5千円です。

彼らはこれ位なら払ってもいいかな?という料金を初回のセミナー料金に設定します。

初回というのがポイントで、この初回のセミナーでは核心となる何かは絶対に話しません。

方法とかもあいまいで、出来るだけ次回の「本気で変わりたい人だけセミナー」で答えを教えますよ的な案内を出します。

が、8割くらいの方は何のインスピレーションもなく、その場を去っていくそうです。

残った2割の自称本気の人(いわゆるカモ)はこの先生の教えをもっと請いたい!と願う様になります。

ここで次の上位セミナーの料金が提示されますが、大体は初回の10倍以上。酷い講師は30万円とか提示してくるそうです。

教えてくれる事は潜在意識の使い方や普段の思考、アファメーション(笑など本に書いてある事をちょっと自分色に脚色し、さも自分が編み出した風に伝えます。

「いえ、本に書いてあることではなく、私が伝えた事を一生懸命やれば良いです」と講師はいいますが、それをよく吟味してみるとやはり市販の本のどこかにに書いてある事と同じなのです。

あなたの本気度を試します!という講師もいる

セミナーに参加する前に宿題と称し、受講生に参加の目的、参加して得たいもの、現状などを事細かく書いたものを提出させる講師もいます。

そして書いてある内容で「あなたの本気度はまだまだです」とか「再提出してください」とか何度も何度も受講生に強制させるのです。

恐らく自分に自信が無くこのような事前情報を入手しないとろくな話は出来ないからなのでしょう。

以前私はこのようなセミナーを行うとネットで噂があった講師のセミナーをふざけ半分+話のネタ用で申し込んでみました。

料金は六千円前後でしたが、この後に数十万円のコースが控えているとの事。

申し込んでからやれこの動画を見ろとか適当に書いたのがバレた受講アンケート書き直せとか。

もう一度YouTubeに上がっているこの動画見て納得できるなら参加しろなど、受講する前から面倒なことをグダグダ言ってきたのを覚えています。

そもそも見ろと強制された動画も1年経って1000回もみられていないような中身のないクソみたいな動画でしたがw

結局そのセミナーは講師から参加拒否されたのですが、申し込み代金は無事返ってきたのでした。

スピリチュアル系セミナーにお金を払ってはいけない理由

だいたいどのセミナー講師もスピ系セミナーでは「潜在意識」の使い方等を話すと思います。

自分でコントロールできる領域=顕在意識、見えないコントロールできない領域=潜在意識というのはご存じかと思いますが、この見えない操れない世界は、他人だからと言って操れるものではありません。

そして、これ系のセミナーではセミナー講師が上手くいっていない人の「操れない部分」をアレコレ指摘します。

覗けない世界の話だから言いたい放題

なのです。

例えば、〇〇が上手く行ってないのは潜在意識のせい、貴方の潜在意識の使い方がこう間違っている、等と適当にでも指摘されれば

受講生
受講生

自分でも見えない世界の話だけどそうなのかな?

等と思ってしまいます。

そしてここが講師の攻めどころであり、受講側の弱点です。

スピリチュアル系セミナーを受けずに幸せになる為には

簡単にいうと自分の思考バイアスのせいで自分を苦しめて不幸になっている、不幸だと思っている人がほとんどなので、まずそこを解きほぐさないと幸せになんかなれません。

そして「私には何もない!」「こんな給料じゃ何も買えない!」なんて言う人ほど部屋の物があふれていたり、良き友人に恵まれていたり、そこにある物を全く見ようとしない人が多いと思います。

お金を払ってセミナーを受ければ幸せになれる物でもありません。

そんなお金が有るなら、物事に対する考え方を説いた本を図書館で借りて読め方がよほど効率的です。

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