9割以上の確率で出世する人を当てた話

ゴルフ出世

私は自分に割と近い組織の中で次に出世する人をかなりの高確率で当ててきました。理由を知らない人からは「もしかして人相見??」なんて事を言われたりしましたが、全くそんな事はありません。ある法則と理由から次に出世する人がわかってしまうのです。

出世する人が事前にわかってしまう

組織内で「この人ちょっとイマイチだなぁ・・」とか「言うこと聞かねーなこいつ」と指差されるような人や、何か大きな失敗をやらかした人とか、出世の芽というものを絶たれているような人でも何となく「あ、次あの人役付になるわ」と私が思ったら実際その通りになります。

私自身は大して出世とは無縁の人だったのですが、若い時から次に誰が出世するかわかってしまったのです。

皆は「何故あの人出世するってわかったの?」と聞いてきますが、ある法則によるもので、簡単にわかってしまうのです。

それを知らない人は私のことを人相見だとか言って、私の人相ってどうですか?とか聞きにきたりしました(笑

ですが、当社で出世するためのある法則があったのを知っていたのは、私だけではないはずです。

出世する人は例外なく継続的に○○○をやっていた

昔電子メールというものが今ほど普及していなかった頃、私の元にもこのような回覧が届きました。

上司杯ゴルフコンペのお知らせ」

参加希望者は氏名を記入して次の人に回すのですが、私は当時下っ端だったので、回ってくるのは一番最後。

そこに書かれている参加希望者をよく見ていました。

そして職場内のゴルフコンペに継続的に参加する人は、間違いなく出世していったのです。

どんなに実力がイマイチでも、あまりいい評判がなくても、です。

なるほど、この会社はゴルフをやっていればどんな人間でも出世するんだ?と思い私も始めようとおもいましたが、当時パチンコに狂っていた私にはゴルフをするお金などあるわけもなく、ただただ時が過ぎていきました。

ただ、この参加者の中にも出世出来ない人はいました。

しかし、出世していった人はほぼ確実に「継続的に」参加していたのです。

〇〇〇は出世の為に必要なツールだったのか!?

現在ではあまり関係がなくなってきているようですが、それでもゴルフが出世の登竜門になっている会社もまだあるはずです。

特に地方の大・中規模クラスで、思考が昭和な会社だとまだまだこの法則は適用できそうです。

ゴルフには何か上司になれる魔法でもあるのかな?と若い頃は思ったりしたのですが、今考えると出世するのも当たり前の気がします。

〇〇〇をやっていると出世できる理由

これについて、昔は「いやぁあああ上司!ナイスオンでございますヒーヒッヒ」みたいな上司に対するゴマスリが横行しているのか?と思ったのですが、どうもそのような事はない様です。

ワイワイ楽しく上司部下の垣根を超えて一つのイベントとしてやっているだけだと聞きます。

またゴルフをやる事で上司部下のコミュニケーションがやらない人に比べ比較的取りやすく、そういう所から上司にひっぱりあげて貰うのかなと思いましたが、まだまだ理由があります。

1.平社員は必然的に上司のお手伝い

定時後の飲み会などもそうですが、会社から一歩出れば社内の上下関係が全く適用できないかと言えばそんな事も無く、やはり下っ端は上司の為に働きます。

ゴルフの時も同じで、早朝から上司の家に迎えに行き、帰りはプレー中の話やスコアの話、自慢話等を延々と聞く羽目になるのです。

上司も自分でもしょーもない話していると分かってはいるのですが、それを聞いてくれて且つ車まで運転してくれる部下の事を気に掛けないはずはありません。

こういうお手伝い的な事が普段の仕事より目立ってしまうのです。

毎日似たような仕事で何かアシストするよりも、たまにあるアシストの方がより印象強く記憶には残ります。

2.上司が部下をよく見れる良い機会

部下が十人以上もいる様な上司だと人事評価も大変です。

完全成果主義の会社でもない限り、割と普段の心象が評価に少なからず響いてきます。皆に良い評価点を与えてやりたいけど、そういう訳にもいかず、ではどうするかというとやはり良い方、悪い方の目立つ人の点数に差を与えます。

ゴルフをやっている人はこの悪い方にはなかなか行きづらいのです。

日頃の業務は平々凡々でもゴルフをやっているおかげで上司に人となりをよく知られています。余程のマイナスがない限り、その人をマイナス側に振る事は無いでしょう。

3.継続的に参加している人は間違いなく出世する

序盤のほうで「継続的」と書いたのは理由があります。

継続的に上司とのゴルフに参加できる人は、割と上司との意思疎通がスムーズに行く人で、こういう人を自分の直属の役付部下にしない理由もないでしょう。

また、上司の意向を汲む事が出来る人でもあります。

そしてゴルフに行くには多少なりとも投資が掛かります。クラブ代、プレイ代、エントリーフィー等サラリーマンのお小遣いでは厳しい所もあります。

しかし、そこを「自己投資」とみなし参加していることを見ている上司もいます。

特に給料の少ない若い20代の部下が参加してくる場合、口には絶対に出しませんが、少なからず上司は思うはずです。

では現在ではどうなのか?

残念ながらこの「ゴルフをやっていると出世する」法則はだんだんと無くなりつつあります。地方の会社でもだんだんと成果主義に移行しつつあるのです。

特に最近ではコロナ禍でイベント行事が自粛ムードになり、ゴルフコンペ等も少なくなってきました。

そして若者のゴルフ離れ。ゴルフがお金のかかるコスパの悪いおっさんのスポーツと思う人もいるのでしょう。ゴルフ人口自体が減ってきています。

残念ながらこの様な法則が通用したのも平成位までかも知れません。

代わりに上司と一緒にネトゲをやるような人も増えてきているとかw

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