このblogでは2回目の登場となる斎藤一人さん。彼が提唱する「ありがとう」を1日1000回唱えると人生変わるよ説。数年前にこの説に出会って通退勤時や暇な時に唱え続け、3ヶ月間だけやってみました。その結果どうなったかという話。
「ありがとう」1日1000回は苦行
「ありがとう」を1日1000回唱えると人生が変わるよ、という説。
斎藤一人さんファンの間では有名な話なのかもしれませんが、当時の私には眉唾ものでした。
大体それを1000回唱えたところで天から何か降ってくるのかよ?という疑いばかりが先立ち、知ってはいたもののなかなか行動に移せません。
しかもやっている人のblogなんかを見ると、感情込めていうと、涙が出てくる事もあるなんて話が書かれてある。すごい世界です。
1000回も感情込めて唱えるなんて無理。
機械的にならクリア出来るかも
ということで効果の方はあまり期待せずに挑戦してみることにしました。
百円ショップに行き、1万回までカウント可能なカウンターを買ってきて朝の通退勤時なんかは片手でカウンターをぽちぽちしながら(危険)、ひたすら「ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう・・・」と機械的に言い続けました。
ちなみに100均のカウンターは期間中3回くらい壊れ買い直しました。そして慣れてくると4桁目(千の位)が変わる時感触と音でわかるので、いちいち数字を見なくても1000回カウント達成が分かります。
私は割と早口なので、短時間で終わるだろうとナメていたのですが、実際にやってみると1000回どころか100回も辛くてもう大変。
さらに滑舌があまりよろしくないので、口が回らず噛みまくり間違いまくりで終わった後の口角周りの疲労感たるや、慣れないうちは意味不明な筋肉痛なんかに襲われたりしました。
それでも3ヶ月間だけ継続したら何かが変わるのだろうと当時の私は思ったのでしょう。
来る日も来る日も唱え続けたのです。
現在、Youtubeには結構な数の「ありがとう1000回」動画があるので参考にしてみてください。
3ヶ月経って苦行が終わり・・・
休んだ日も何日かあり、その時は次の日にできなかった日の分も言うと決めていたので、90日×1000回、約9万回「ありがとう」を唱えた事になります。
苦行の最中には目に見えた効果というのは無かったのですが、終わって数ヶ月経った時、あれ?昔こんなんじゃなかったよな?と考える場面があり、自分でも驚いたことがあったのでいくつか紹介します。
これが「ありがとう」1000回のおかげなのかどうかは知りませんが、他に何か特別な事をしたわけではないので、これのおかげという事にしておきます。
ちなみに物理的な充足、例えば臨時収入が入ったとか何かをもらった、というのは一切ありません。精神的な部分では以下のようなものがあります。
誰かのせいにしなくなった
何かあると誰々のせい、みたいな感情が昔よりずいぶん減ったと思います。
政治が悪い、会社が悪い、上司が悪い、昔なら平気で言ってた様な事を言わなくなり、逆にこのような誰かのせいにする人を懐かしい目で見るようになったりしたのです(笑
あーなんか前の自分みたいだな、と。
これは一番大きかったかな、と思います。
ありがとう1000回がどのように作用したのかは知りません。感情込めて言い続けた訳でもないのに、どういう理屈で変わったのでしょうか。
その日以来、○○が悪いのは自分のせい、もっと言えば
自分の今持っている感情の原因は自分にある
という、考え方や抱く感情さえ自分が招いた結果という、当たり前の思考が備わった気がします。
昔より物事への感謝をする場面が増えた
そこに当たり前の様にある物、例えば箸でもスプーンでもパソコンでも車でも、自分の手元にある事に感謝する様になりました。
今までは何も感じなかった「当たり前としてある物」が、実は当たり前でも何でもなく、この物と出会えた奇跡(?)を感じる様になったのです。
例えば箸なんかは100均とかその辺のホームセンターで買ってきて私の元にあるわけですが、この箸を作った人、輸送した人、値札を貼り付けて店頭に置かれ、私がそれを手に取って自分の元にあるという奇跡。
何でもないような事が、当たり前の様な事が奇跡に思える、という瞬間が増えた気がします。
そして今、目の前にある事を声には出しませんがたまに感謝したりしています。
感謝の気持ちを発する事が増えた気がする
事あるごとに「ありがとう」とか「どうも〜」という機会が増えた気がします。
と言うより、今まで礼を言わずスルーしてた事が目に付くようになったのかも(汗
やってもらって当たり前、これくらいの報酬は当然、みたいな気持ちは全くなくなりました。
物質面での効果は?
正直言ってありませんが、別に構いません(笑
最初は「金でも降って来るのかワクワク」なんて思ったりもしましたが、そんな上手い話があるわけもなく。
しかしこの「ありがとう1000回」は人生の軌道修正においてなかなかの効果を発揮してくれた物と思っております。
私は機械的に言い続けただけですが、感情込めてやるともっと違う物なのでしょうか。今度挑戦してみようと思いますが、感情込めて1000回って時間的にもなかなか厳しいのではないかと思います。
これまでの長い人生の中で感謝すべき対象や経験は腐るほど有るはずですから、それを思い出しつつ一つ一つの対象に「ありがとう」と感謝していけばいいのかもしれません。
「当たり前に感謝」という見ようともしなかった面を見れただけでも大収穫なはずですが、次回の記事ではこれ以外に見つかった大事な事を書いてみたいと思います。
その(2)はこちらから↓
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