2030年に日本の主要都市が水没してしまう!?NASAのレポートより

都市が水没

最近「異常気象」とも取れるような現象が各地で発生しています。昔は何年かに一回くらいで起こっていた大雨による洪水、浸水なんかもここ2〜3年毎年見かけるようになりました。異常気象でどこも大変なのだな、と思っていたらNASAから2030年までに日本の沿岸都市が水没してしまうという驚愕のレポートが出てきました。

2030年までに世界の沿岸部が水没??

参照:NASAによる2030年の水没地域マップ

これはNASA(アメリカ航空宇宙局)が先日発表したもので、このレポートによれば、温暖化や月の引力の影響で海面水位が今よりも上昇し、世界各国の沿岸都市は水没する所も出て来るとのことです。

世界各国で大きな所では

  • 上海全域
  • 広州全域
  • アムステルダム
  • ドイツ ブレーメン
  • ベトナム南部
  • ロンドン中心部

など沿岸部の大都市が水没してしまう恐れがあるとのことです。実際には街が丸ごと水中都市の様になるのではなく、常態的な冠水状態が続くものと思われますが、間違いなくそこは生活困難地域になるという事です。

上海なんかは大部分が水に漬かり、そこで暮らしている2600万人の人々がどうなるのか想像すら出来ません。また先月から今月にかけての台風や集中豪雨などで、洪水まみれになった中国沿岸部の都市も軒並み水没してしまうかも知れません。

現在、アメリカ フロリダ州の沿岸、大西洋に面したロケット発射施設で有名なケネディ宇宙センターにあるいくつかの発射場では近くの砂浜が侵食されてきているとの事で、間違いなく海面上昇は起きているとの事です。

日本の沿岸都市はどうなのか

四方を海に囲まれた海洋国家である我が国日本もこれらの騒ぎは他人事ではないのです。

日本の大都市・中堅都市は沿岸部に接している所が多いため、海面上昇で影響が出てくる所が少なからずあります。

しかし今回のNASAのレポートでは水没してしまう都市が出てくるとの事。

そこで前述のNASAから発表された地図を見て、水没してしまう可能性がある自治体をいくつかピックアップしてみました。

【北海道】

  • 釧路市の一部
  • 厚岸町
  • 斜里町
  • 浜頓別町
  • オロロンライン周辺

【東北】

  • 八郎潟周辺
  • 五所川原市〜つがる市
  • 庄内町
  • 名取市沿岸部
  • 亘理町沿岸部
  • 相馬市

【関東甲信越】

  • 新潟市全域
  • 香取市、神崎町の利根川沿い
  • 霞ヶ浦 北浦周辺
  • 袖ヶ浦市、木更津市、君津市の沿岸部
  • 墨田区、荒川区、葛飾区、江戸川区

【中部】

  • 豊橋市 田原市 西尾市の三河湾沿岸部
  • 名古屋市 海津市 津島市
  • 津市から伊勢市にかけての伊勢湾沿岸

【近畿】

  • 大阪市から尼崎市にかけての沿岸部
  • 淡路島の一部

【中国四国】

  • 玉野市北部から岡山市全域、倉敷市
  • 笠岡市 福山市沿岸部
  • 広島市全域
  • 今治市 西条市
  • 松山市沿岸部

【九州沖縄】

  • 北九州市から大分県佐伯市に至るまでの沿岸部
  • 佐賀市全域
  • 八代市 宇城市

細かく見ていけばまだたくさんあるのですが、衝撃的だったのが

東京の下町各区、名古屋市、新潟市、大阪市、岡山市、北九州市、佐賀市といういわゆる大都市が半数以上水没してしまう、とのデータでした。

2030年というと今から大体10年後なのですが、今から何かしらの対策をとった所でこの流れは止められそうもありません。せいぜい新築物件を高台に建てる位でしょうか。

もちろんこれは予測データであり、実際に水没するかどうかは分かりません。NASAが発表したレポートなので願望捏造記事では無いと思われますが・・・。

前述の都市はいずれも国内では主要な都市であり、ここらが水没すると国内経済も住民生活も大打撃を受けてしまうことになります。

また、これらの場所には企業の主要な工場があり、これらの工場は操業不可になることは間違いなさそうです。工場を丸ごと引越しもしくは嵩上げなんて出来る企業は少ないものと思われます。

結局日本はどこに行っても危険

日本は海に囲まれた島国であり、古くから輸送面で利便性がある沿岸部に大都市が作られてきました。仙台、東京、大阪、名古屋、福岡、横浜などいずれも沿岸部です。

これらを10年後に向けて引っ越しさせるなんてのは無理な話であり、、2030年に大都市が水没するという話が本当ならば受け入れるしかないのかな、と思います。

内陸部の宇都宮、前橋、高崎、札幌などの海から離れた大都市が最強の時代になるかもしれません。

実際にキリバスでは国家が消滅する恐れが

キリバス:生き残りをかけた闘い (海面上昇問題)

キリバスでは海面が上昇し、元々海に住んでいた方々は内陸部に徐々に移住を迫られています。

住人は堤防を築いたり、植林や法整備などで砂の流出を防いでいるようですが

海面上昇は食い止められないとの事。今後が心配です。

我々に出来る事は

正直言って我々個人にできる様な温暖化を食い止める手段は何も無いです。

節電などと言っても、一般家庭の1ヶ月で使う電力量は工場で使う1時間分みたいにたかが知れています。

産業界に頑張っていただきたい所ですが、残念ながら日本の企業はコロナ禍による打撃でもう体力も残っていないと思われます。

しかし辛うじて良いニュースもあり、温暖化の原因となる炭酸ガスを排出しまくっている中国が内需外需不振により生産を縮小しているとの事。

このまま崩壊してくれれば温暖化にも歯止めを掛けられそうですが、その前に世界各国を巻き込んだ大きな一悶着がありそうです。

また、海面上昇=降雨時に洪水になりやすいということがあるので、これらの地域ではここから数年間は降雨時の洪水の頻度など注視する必要があります。

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