なぜDQNは河原でバーベキューをしたがるのか

河原でバーベキュー

夏になると何故かDQNは大きい川の河原でバーベキューをしたがります。燦々と輝く太陽の下、大自然に囲まれて食事をしたり酒を飲んだりするのはこの上なく至福の時だと思うのですが、何故かネット界隈では彼らが河原でバーベキューをしているというだけで叩いてしまう人がいるのです。これについて双方の理由を調べてみました。

DQNとバーベキューを紐付けてしまった玄倉川水難事故

この時期になるといつも思い出されるのが「DQNの川流れ」で有名な玄倉川水難事故。
Wikipedia 玄倉川水難事故を参照

いわゆるDQNとその家族友人ご一行が無許可で河原でキャンプをしていたところ、当日〜翌朝未明までの豪雨で川の水位が上昇し、避難要請も悪態をついて無視し、挙げ句の果て全員が流されて多数の死者を出したという事件。

ただ流されただけならばこんなに後年にまで尾を引く事件では無いのですが、彼らの救助隊や警察の警告に対する態度があまりにも酷く、また散々な結果も相まってネットでは格好の炎上材料となりました。

【玄倉川水難事故】「殴るぞ!失せろ!」「早く助けろ!」再三の退避勧告を無視してキャンプ続行!13名死亡
  • 「うるせぇ」
  • 「放っておいてくれ、楽しんでるんだよ」
  • 「警察にそんな事言われる筋合いはない」
  • 「ヘリを出せ!早く助けろ!お前らの仕事だろ!」

このような彼らの救助隊に対する発言もワイドショーで連日取り上げられたのです。

この事件以降、DQNは河原でバーベキュー(彼らはキャンプでしたが)をしたがるという根拠なき定説が出来上がった気がします。

ただ食べる飲む騒ぐならば誰も文句は言わないはず

上記の他にも毎年夏になると「河原+バーベキュー+水難事故」というものがセットで報道されることが多いです。そしてその事故は大体がおぼれによる溺死だったりします。

また報道はされませんが、河原での食材廃棄、ゴミ放置、警察があまりいないのをいい事に、帰宅時の飲酒・酒気帯び運転なども普通に行われています。
(飲酒運転の検問もゴルフ場の門出た所と河川敷・海水浴場駐車場出入り口でやれば大漁だと思うのですが)

酒を飲んで川に入ったりするとまともな判断も出来なく、体も思うように動かず危険この上ないのですが、そういう当たり前の判断すらできない挙句、新聞を賑わすような珍事を起こすのでただのバーベキューで炎上したりするのです。

いわゆるDQN以外の一般市民は「何故ヤンキーやDQNは河原でバーベキューをしたがるのか」という疑問が湧いてくると思うのですが、これには以下のような切実な理由があったのです。

何故DQNは河原でバーベキューをしたがるのか

彼らは大自然の中、気の合う古くからの仲間やその家族、同僚などと美味しい肉や酒を飲んでワイワイ騒ぎたいだけなのです。

世帯が大人数すぎて集まれる場所がない

彼らは地元で育ち地元で働いたりしている為、古くからの友人の繋がりが非常に強く、疎遠になってしまうこともあまりありません。気の合う友人5〜6人なんてレベルではないのです。

そうしたコミニュティに所属する人間が一堂に会する場所を探すとなると、広く、他人に迷惑がかからず、そして何やっても自由な所を探さなければなりません。

そうなると「誰かの土地でなく」「うるさくも言われなく」「騒いでも文句言われない」場所は日本では砂浜や河川敷しかないのです。

厳密に言うと河川敷や砂浜は大体自治体や国交省、誰かの土地であったりするのですが、DQNはわざわざ使用許可申請を出したりはしません。

彼にらは面倒で自分の理解できないことはやらなくていいと言う不思議なロジックがあります。

コミュニティから外れると即死

庭先で大勢で集まりバーベキューともなると、その時に出る煙や匂い、また、大勢でワイワイやるため騒音など、少なからずご近所に迷惑がかかることは容易に想像できます。

ここでご近所さんからどういう目で見られるか、迷惑をかけたらその後どうなるか、地元で育ち地元で生涯を終えざるを得ない彼らは、一般市民よりもそのことに対し敏感に反応します。

隣近所に対する態度は、後輩や弱者に向ける「オラオラ」とは違い意外すぎるほど律儀です。

彼らが生涯地元から離れられない事からもわかる様に、地域というコミニュティを失ってしまったら、彼らは生きてはいけません。

叩く側の妬みももちろんある

という訳でDQNが何故河原でバーベキューをしたがるのかという理由を書いてみましたが、今度はそれを叩く側、いわゆるネットの意見です。

これにはやはり無許可での土地不法侵入、廃棄物の不法投棄等の問題もあると思います。彼らは法律・ルールを守らない、ウェーイと騒ぐだけ騒いで散らかして帰っていくというイメージが出来上がってしまったのでしょう。

それに対してはDQNもルールを守り、迷惑をかけなければ誰からも文句を言われる筋合いはないのでしっかりと守るべきです。

ゴミは持ち帰る、土地が私有地でないか、トラブルは起きないか。事前にしっかり調べておけばいいのです。

ただ、DQNは休日になると何故か法外の事をやってもOKという不思議なロジックがあります。

そして本当は叩く側も河川敷や砂浜でバーベキューをやりたいのです。でも何らかの理由でやりたくても出来ない、我々は我慢しているのに何故DQNは好き勝手やっているのかという一種の嫉妬もそこにあります。

青空の下で炭火で焼いた肉を食べ、酒など飲みながら仲間内でワイワイ楽しめれば楽しいに決まっているのですから。

・まとめ

DQNが河原でバーベキューをする理由

  • 大人数の為、集まれる場所がない
  • ご近所に迷惑を掛けたくないから敢えて河川敷を選んでいる

そしてネットで叩かれる理由は

  • ルールさえ守っていれば誰も何も言わないがDQNは何故か守れな
  • 大体バーベキューに誘われもしない陰キャが嫉妬

ということになります。

皆様も人に迷惑をかけず、ルールを守り楽しいバーベキューライフを!(笑

コメント

  1.   より:

    他はともかく

    > そして本当は叩く側も河川敷や砂浜でバーベキューをやりたいのです。

    これは無い

  2. […] 引用:なぜDQNは河原でバーベキューをしたがるのか – 社内ニートの憂鬱 […]

  3. 機械猫 より:

    BBQN(バーベキュン)と言う造語が出来そうな予感。

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