不景気の荒波に揉まれるわが社はついに給与体系の見直しを4月から断行するとの事。
本日、全員に新給与体系の資料、新役職についての資料などが配布された。
これによると私は
役職:解除→ヒラ社員、いやヒラニートに。
給与:減額(1万円以内)
になるという。何の罰ゲームだ。
いや、働いてないし文句言う筋合いもないのだがw
私のフロアにいる数人も役職が外れて減給になるらしい。
彼らは何の失態も犯していない、粉骨砕身会社に尽くして減給である。もはや意味が分からない。
私はまだ良い方で、さらに上の方は5~6万位下がる人もいるという。
同じ額でも損失の方が2倍心理的ダメージ
有名なプロスペクト理論によると、得した事による快楽より、損失のダメージの方を大きく見積もるとの事。
A:100%で100万円貰える
B:50%で0円、50%で200万円貰える
この場合、多くの人がAを選ぶのだそうです。2倍になる嬉しさよりも、0円になった時のダメージを回避したいという心理が働きます。
これは貰った時、奪われた時の感情にも影響していて、1万円昇給しても「お、上がった」くらいの反応が、減給1万円なら「なぜだああああ!!!」となるわけです。
確かに株価を毎日見ていると3%の上げは大してうれしく感じないのに、3%の下げは心配で何が有ったか調べたくなります。
給料に依存しない生き方を
私は昨年、社内ニートデビューしましたが、現在のところ会社から毎月貰う給料に対し、多いなとか少ないなとかの感情は一切持っていません。
また、同期には偉くなった人もいますが、彼が幾ら給料もらっているとかは私にとってはどうでもいい事です。
幾ら貰っているのか、より、貰った給料をどう使うかの方が重要です。
昨年、私の会社では「毎日がノー残業DAY」というコストカットが行われました。
今まで何十時間もついていた残業代が、一気にゼロになったのです。強制定時退社。
これにより困ったのは若い社員たち。
家のローンも車のローンも、毎月の残業代をあてにしていた人が多く、彼らは大ダメージどころか、軽く致命傷を負ったりしました。
若い世代は、基本給の少ない給料を残業代で必死にカバーしていたのです。
それがコロナ禍により激変。
ボーナスも残業もカットされまくり、若い社員達はにローン見直し相談案件で銀行に駆け込みまくったらしいです。
いつまでもこんな良い状況が続くわけがない、と頭では分かっていても、いざそんな状況が来るまで信じられなかったのでしょうね。
貰った給料でどう過ごすかが一番の課題
よくある例えとして
Aさん 月給手取り30万円、生活費が25万円、残り5万貯金
Bさん 月給手取り100万円、生活費が毎月赤字 ボーナスで補填
極端な例ですが、この両者はどちらが幸せでしょう?という問いです。
この場合は間違いなくAさんです。
Bさんの方が毎月赤字だけど100万ももらえる!補填も出来ているからBさんの方が幸せに決まっている!という声が聞こえてきそうですが、ボーナスカットされたらどうする気ですか?という事です。
私も実は以前、Bさんに近い生活状況でした。ヤバい位に金が無く、毎月カツカツでお金の工面に勤しんでいた記憶があります。
お金で苦労すると、精神までやられます。
怒りっぽくなったり、何かあった時にお金を出せない自分を責めたり。
実際私はそんな感じでした。
降格減給上等!来いやぁああ!
4月から1万円減らされる訳ですが、生活に多大な影響があるかと考えたら、私の場合は微々たるもんです。
それより手取りが減るなら良い機会ですので、チャレンジ的に生活の可視化できる数値を微減させてみようかなと考えています。
生活レベルを1万円分下げてみたり、投資に回すお金を1万円減らしたり。
もしかしたら減給分以上の効果があるかもしれません♪
- 1万円も減らされた・・・
- どうやって切り詰めようか・・・
- 給料上げる為に残業しなきゃ・・
- 昇進しないと上がらない・・・どうしよう
この様な苦痛系思考で考えるとストレスがたまる一方ですので、ここは報酬系思考を上手く使って乗り切りたいと思います。
報酬系思考での乗り越え計画
報酬系思考でこの難局?を乗り越える事を考えてみました。
前述の様に、〇〇しなければ、なんて考えると脳からストレス物質が出てきます。そしてまた体調悪化に繋がります。
報酬系思考は逆に「これこれの効果があるからこれをやるんだ!」と脳に前もってご褒美をあげる思考術の事です。
詳しくはこちらを参照してください。
生活費1万円削減チャレンジ!1日辺りマイナス333円
家計簿を見ると、私が現在一番無駄コストだと思っているのはタバコ。2万円/月使っています。
これを半分にする→出来ない
安い煙草にする→Echoかわかばしかない
葉巻タバコを吸うのではなく、ニコチンソルト入り電子タバコを使えばこの辺りは大幅に節約できます。大体月3000円以内に収まるでしょうか。
ちょっと実験してみようかな。
金を使わない事こそ正義!消費は悪!
何十年か前に「消費は美徳」とかアホな事言った政治家がいましたが、現在では逆です。
ましてやの消費だけではなく、浪費や娯楽に使うなどもってのほか!!!
最強の娯楽ツールであるYoutubeは完全無料で見れ、これ以上は要らない!!
ちょっと気負い過ぎている気がするので、消費材以外の物を買う時に
- 「これは10年使える物か?」
- 「ブランドに付いた値段か機能の値段か」
を判断基準として購入していこうと思います。
将来の年金時代の練習として消費を極力抑えるチャンス!
これは実際問題、あと10年と少しで60歳、我々の頃には定年65歳制になっているはずです。
もうなっているのかな?興味なし
このまま定年まで会社に寄生するとして、下り坂の業績であるわが社にはこれ以上の昇給など見込めません。
さらに10年後は実質物価も今より相当高くなっているかも。
やはり浪費・消費は抑えておくに越したことはないですね。
1万円減ったという事は、前年比マイナス1万円分の仕事でいいんだ!!
これはもうやってます。「社内ニート」ですからw
1万円どころではなく、会社に与える損害寄与率で行けばトップを争っているかも知れません。
だがそれがいい。
おわりに
給料が減って生活が激変し混乱してしまうのは、生活レベルをその額に合わせていたという事です。
毎月生活レベルを抑え、数万でも貯金できていればコロナのような天災が有っても生活に余裕が有るはずです。
私も若いころは「何でこの会社は給料が低いのか・・・」とか「隣の会社の同世代は・・」なんて事を考えていました。
そしてその考え方が間違っていたと知り、今ここにある物でどうやって過ごすかを考えるきっかけになったのが断捨離です。
ミニマリストの習慣が身に付けば環境に頼らない・依存しないという考えになるのかも知れません。
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