先週の宮城福島の地震から一週間。たまにYoutubeの地震ライブを見ていますが
「最近地震多くね?」
と思うのです。前からこんな頻度だったのか見ていないので何ともわかりませんが、細かい地震が日本各地で頻発しているようです。ちなみにここ2~3日ではこんな感じです。
Yahoo地震情報より引用:

いつもの事なのかも知れませんが、毎年この花粉症がひどい時期になると思い出すことがあります。
2011年3月11日の東日本大震災。
ちなみに東日本大震災直前の地震一覧はこんな感じです。前日から三陸沖でM4~5クラスの細かい地震が多発しています。
この発生記録、上から2番目の14時46分が東日本大震災本震です。こういうものに規則性等は無いと思いますが(例えばM〇が続いたら本震が来る、など)、直前に同じ場所で地震が続いたら要注意かもしれませんね。

東日本大震災が起きた日
あの時は色々な物が崩れ、倒れ、会社の事務所の中は爆発したかのような光景でした。
地震後すぐに一時避難という事で高台に上がり、社員全員で余震の中夜を明かしました。津波が来てるとか道路がデコボコで走れない、信号は全部消えてるとか、情報が錯綜してて身動きが取れなかったというのもあります。
幸い、高台の避難所には会社が蓄えておいた缶詰、アルミ蒸着シートなんかが有ったので、寒さと空腹はなんとか凌げましたが、問題は次の日から始まる地獄の様な日々でした。
不便の中、有ったらよかったなとか後悔しても始まりません。安全で平和なうちに備えておきたいものです。
持っていたら良い物、常時必携な物、備蓄必須な物とか書いてみることにしました。
震災時に困った事
1.水道が出ない
これには本当に参りました。しかも私の所では3週間経たなければ復旧しなかったのです。
地震の影響なく使えたものは「電気」と「ガス」だけです。
水が無い生活がこんなに辛いとは思いませんでした。
- 風呂に入れない
- トイレも流せない
- コーヒーも飲めない
- インスタントラーメンも食べられない
無くなって初めて水というものがこんなに大切な存在だった事に気付きます。
結局、近くの神社から湧き水が出ているので、それをペットボトルに入れてやり過ごしました。
風呂に入りたかったけれど、近くには銭湯と呼べるものもなく、自衛隊の方々が救援に来てくれるような地域でもなかったので、入れる風呂を探すのが大変でした。
それでも我慢できるものではないので、被害が軽かった所の知り合いに入れてもらったり、ホテルがシャワー貸出とかやってくれたので助かりました。またこの時、ペットボトル6本で全身を洗う技も開発しました。こちらは後日upします。
2.震災時のスマホのバッテリー
これは数日後ではなく地震直後から数時間後の出来事ですが、スマホのバッテリーが切れて充電できませんでした。
当時Iphone3GSを使ってたと記憶していますが、親や友人に連絡を取った後電池残量を見たら3%となっていました。日頃から充電用ケーブルなんか持ち歩いているはずもなく、情報を得ようとしても次画面表示させたら0%になるくらいの勢いだったので、何もできませんでした。
今ではモバイルバッテリーも安くなりましたが、当時はまだ一般的ではなく、持っている人も少なかったです。
3.ガソリン
またこれも忘れられないのが、ガソリンを求めて並ぶ車の列です。
3月2〇日 ガソリン入荷 1人10リットルまで
と案内の出ているガソリンスタンドは朝から車の行列で、まだ寒い時期にアイドリングをしたまま10リットルを入れる為に並んでいるちょっとアレな人もいました。
我々サラリーマンが夕方帰る頃は当然売っている訳もなく、減っていく燃料メーターを見ながらため息をつくことが多かったです。それでも会社に来いという厳命を受け、毎日長距離運転していたので会社に対する殺意も湧きました。
今なら絶対行かないけどね。
ちょっと微熱が・・・とか言って。
4.数日分の食料
震災後、数日はコンビニは軒並み閉店、スーパーも1時間だけの営業とかで、一般サラリーマンは買い物をしたくても店がやっていない状態でした。缶詰で数日過ごし、とても辛かった記憶があります。
店がやっと開きだしても、インスタントラーメンや菓子パンなんかは即売り切れ、日用品だけが売れ残っているという異常な光景でした。
家の備蓄と外出時の備え
東日本大震災では、外出時(仕事中)に起きた地震でした。その為、手荷物や避難用具などは何も持たずに避難場所に行きました。自分の人生でもこんな大きな揺れも経験したことなかったですしね。
家には少しだけ色々な食料などが有ったので、しばらくは持ちましたが、これが出張先だったらと思うとぞっとします。何も無いから何も出来ない。ただただ情報収集に一生懸命でした。
この時を境に、「外出時の備え」と「家の備蓄」をしっかりやっておくことが習慣となりました。
運よくあの時の様な大きな地震はまだ来ていませんが、次に来ても対処出来るよう準備は怠っていないつもりです。以下に私の常備品なんかを書いておきます。
有ると無いとでは全然違う備蓄品
まず水。
これは雑用水と飲料水を確保しておいた方が良いです。
雑用水は手洗い、歯磨き、物洗いなどに使う分20リットル。ホームセンターでポリタンク買ってそれに水20リットルと漂白剤2滴入れて保管しています。
飲料水は水ペットボトル2ℓ・6本入りを最低2箱ストック。通常時に飲む水もこれなので古いのを消費しつつ新しいのを買って補充、という形にしています。
そして食料品。
これはパスタ1kgを6つ。パスタは消費期限が長く、ガスと鍋と水さえ有れば作れます。そしてパスタソースも常備していますが、こちらは賞味期限が半年と短いです。なので、最悪ツナ缶+醤油+マヨネーズをパスタと混ぜて食べられるように、これらの物も常備しています。
また、他の方も言っているようですが、毎日缶詰とかを食べていると
「たまに野菜が食べたい」
結構これは感じました。肉系・果物は缶詰でありますが、野菜の缶詰ってなかなかないんですよね。その為増えるわかめ(お湯で戻す物)を常備しています。
ガソリン。
震源に近いところに勤めている一般的な勤め人はまず入手不可です。
ジジババが列に並んで給油、また最後尾に並んで給油とかやるので早々に無くなります。
これに関してはどうしようもないので、メーター半分切ったら即給油、という形をとっています。
あとスマホのモバイルバッテリーは、必携、常に持ち歩くようにしています。
最近ではUSB端子から電源をとるラジオ、LEDランタンなど売っていますので、こちらも準備しておきます。
意外になくても大丈夫だった物
まずガス。カセットコンロ、キャンプ用のバーナーなどありましたが、結果的には使いませんでした。我が家はプロパンガスなので、家が倒壊でもしない限り使えない事はないです。
逆に都市ガス・団地住まいの方々は必携かもです。
乾電池。結構大量にありましたが、2~3週間で2回も3回も電池を取り換えなければならないものはなかったです。電気も来ていましたので。停電が続くところでは逆に必携かも知れません。
今では充電式で色々な照明がありますので準備しておいて損はないです。
その他あったらよかった防災用品
湯たんぽ。これは最強かも知れません。ガスと水が有る前提ですが、水は最悪使いまわしが出来ますし。冬に被災されて電気が止まった状態だとエアコンやその他暖房器具が使えません。湯たんぽがあれば夜寒くて眠れないなんてこともないです。
あとこれは当時付き合っていた彼女に聞いたのですが、生理用品が売り切れて大変だったらしいです。私は男性なのでよくわかりませんが、ストックしてある事に越したことは無いとの事でした。
最近はポータブル電源(AC100Vが使える蓄電池)が売っているので、私も1台購入しておきました。が、買った後に「失敗した」と思ったのは、その容量。
私は200Wの物を購入したのですが、100VのLED照明、電気毛布なんかを使うと1日くらいでなくなっちゃう代物です。せめて500Wクラスは準備しても良いと思います。
※容量があまりにも大きいと充電にも時間が掛かります。
避難所辺りでは電源はあるので問題ないと思いますが。
地震はいつ起きるか分からない。
私が色々準備・備蓄しているのは、やはりあの311の時何日も辛かったからそれを繰り返さない為にしています。転ばぬ先の杖とか言いますが、やはり家に防災グッズや食料がある安心感は何物にも代えられません。
そして今、地震が日本各地で頻発していて、どこでいつ大きいのが起きるか分かりません。
心配するよりまず最低限の備蓄をお勧めします。
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