AmazonはChamazon(チャマゾン)に改名すべし。

Amazon

先日、スマホ充電器やモバイルバッテリーなどをAmazonで出品している中華メーカーの中で割と有名な「RAVpower」という会社がBAN(出品アカウント取り消し)を喰らっていました。この他にもAukeyとかAnkerと間違えそうなメーカーもBAN喰らった様ですが、この様な中華系メーカーがAmazonでやりたい放題の現状を何とか出来ない物でしょうか?

星5レビューで購入代金が返金される!?

Amazonで物を購入する際、価格や機能のほかに大事なチェックポイントであるユーザーレビュー。買った人がその商品に対して使用感や品質などをレポートするのですが、今回、出品アカウント取り消しをくらった企業はなんと

「星5付けてくれたら商品代金返金するよ」

などとユーザー側には夢のようなシステムをとっていたのです。

勿論、出品業者の販売促進費用から出されているとは思うのですが、この様なシステムで販売活動をされると、ギリギリの価格、赤字覚悟で商品を出している日本企業などは太刀打ちできません。

Twitter上にはレビュアー募集の記事が探せばいくらでも出てきますが、彼らとその業者を結びつける証拠などはなく、業者側は

業者
業者

「ん?誰かが勝手にレビュアー募集してんじゃないの?」

などと知らん顔です。おそらく前述の2社は派手にやり過ぎて「関係ないから」は通用しなくなったのでしょう。

参考までに大体この手のサクラ募集している人たちのメアドはほとんどが「〇〇@qq.com」になっています。

※QQ:中国で有名なメッセンジャーアプリ。このアカウントと紐づいてるメアドが〇〇@qq.com。

サクラレビューを見抜く為に

Amazonで買い物をする際に注意すべきこととして昔から言われている事ですが

「星5評価レビューより低評価レビューを参考にしろ」

というのがあります。

星5レビューは使用感、品質についてベタ褒めの事しか書いていなかったりしますが、星1評価を見ると、星5評価とは全く逆の事を書いている事があります。

ここで気をつけたいのは、「ライバル企業がその製品を貶める為に低評価を書き込んでいる事が多い」という彼らの熾烈な競走の為にレビュー欄が利用されるという、信じた使用者がどうなろうが関係ない生き残りをかけたビジネスが展開されているのです。

このような出店業者とライバル企業の思惑が交差し、玉石混合のレビューの中、我々購買側にはそれを見極める目を持つことが必要になりましたが、最近は前述のように日本人がバイト感覚でレビューを記入している事も手伝い、なかなかインチキレビューと一眼で見分けられないのです。

そこで日本のある方が、サクラが書いた(と思われる)レビューをある程度見破る「サクラチェッカー」というものを開発しました。

やらせやサクラ評価 口コミが丸わかり:サクラチェッカー

これはAmazonの商品レビューを怪しい日本語、評価者の素性、履歴など各方向から分析し、サクラが書いてるレビューなのか、一般的なレビューなのか判定してくれるという素晴らしいシステムです。

これである程度のインチキ商品は選択肢から外れる事となりそうですが。

稼げればOK 中華系企業の暴走は止まらない

この様なサクラを募集しているのは大体が中国人で、冒頭のRAVpower、AUKEYなどの中華系企業からどのような形でお金が下りてきて、彼らの様な取り纏め係に渡されているのかはわかりません。

また、サクラレビューならまだしも、100%まるパクリという従来の商慣習をブチ破る商標権・パテント上等の商品も現在では当たり前になってきています。

有名ブランドの製品を寸分違わぬ形で商品化し、元ネタ製品の半額以下の製品を自社製品として販売、1円でも安く買いたいユーザーも「似てるしこれで良いか」と妥協する事が多くなりました。

いわゆる「中華だけど」という製品です。

気づけばそのジャンルのほとんどが中華模倣品で溢れている事も多区なり、有名メーカーの製品は一部の信者にしか購入してもらえなく、徐々に商いの場から駆逐されて行ってる状態です。

さらに悪いことに「安かろう悪かろう」ではなく、そこそこのレベルのものを安く作っているので、購入者は財布と相談した結果「中華だけど本物である必要は無いし、まあいいか」と購入するのです。

高コスパ信仰に駆逐された日本のものつくり

中華製品はかつての安かろう悪かろうから、高コスパの代表製品に時間をかけて変貌してきました。見本となる有名な商品があれば、それを模倣することで開発費用を抑え、また人件費も地方から出てきた出稼ぎ農民工などを使えば極端に抑えることができます。結果として我々も日本にいながら「本物みたいな偽物」を安く手に入れる事ができます。

それに輪をかける様に我々購入側も可処分所得が減る中、良い機能のものを1円でも安く手に入れたい「高コスパ信仰」が蔓延しています。

日本製は品質がよかったり信頼性が高かったのも昔の話。安くていい物を作れる時代は完全に終わってしまいました。

これからも増え続ける中華製品の市場占拠を遠くから見ている事しか出来なくなってきているのです。

Amazonはチャマゾンに改名するべき

Amazonで商品検索すると、商品表示が10個/ページならばそのうち半分以上は中華模倣品に占められている製品群も数多くあります。

Amazonがこれから先も中華系業者のサクラレビューもやり放題、模倣品OKのやりたい放題を黙認するなら、いっそChina+Amazonで「Chamazonと名前を変えていただければ良いと思います(キリッ

これは一目で中華系の企業だなとわかるし、何より目も当てられない程のレビュー合戦による被害者になる事も少なくなるでしょう。

まぁAmazonから中華企業を追い出すことも出来ないし、出来ても次は楽天が汚染されるわけですが。。

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