若い頃、給料日前になると「お金が欲しい!」とか「お金が足りない!」と考えていました。○○がやりたいけどお金がない・・・給料があと5万あったらどんなに楽だろうか、と自分の給料の低さを呪ってみたりしましたが、それから5万増えても相変わらず「お金がない」と考える癖は抜けなかったのです。
あなたは本当にお金が無いのだろうか?
この記事に反応していただいた方は、若い頃の私と同じ気持ちでいるのでしょうか。毎日毎日お金の心配ばかりして、給料日になると安心して、そしてまた給料日前には不安がやってくる・・・。
使い方を考えたらとか分かってはいるのだけど、何故かすぐになくなり、そしてろくに金銭管理も出来ない自分の能力に絶望したり、給料が安すぎる会社に対し怨嗟の声をあげたりします。
なんでこんなにお金無いんだろう(泣
貧しさの定義は色々あるでしょうが、私の考える貧しさとはこのような感じです。
- 風雨が凌げない家に住んでいる
- 1週間毎日同じ物を着ている
- 寝れるだけのスペースすらない
- 主食はその辺にある雑草
これらの項目を超える生活をしている人は、間違いなく貧乏ではありません。
生活保護など少ない受給額で生活している人も私に言わせれば全然貧乏ではありません。3食食べられて、台風や雷が来ても雨風防げる家に住めて、ゆっくり布団で眠れる、これのどこが貧乏なのでしょうか?
つまり私個人の考える貧乏とは「生命維持が脅かされる状況」であることです。
貧乏の定義ってなんだろう?
この記事を書くにあたって、ネットで貧乏の定義とはなんぞや、と言うことを調べたのですが、コレ!という定義はありません。当たり前ですが。
しかし、こんな事が書いてありました。
人並み以下の収入なら貧乏
ますます意味がわかりません。人並み以下ってどこの人を基準に?人並み以上では貧乏にはならない?
そしてこんな事も書いてありました。
貧乏の定義は人それぞれ
私はこちらの考え方がしっくり来ました。何故なら貧乏であるかどうかは他人が決めることではなく、自分で貧しいと思えば貧しいし、恵まれていると思えば決して貧しくは無いのですから。
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結局個人の欲が貧乏を決めると言うこと
食欲、性欲という自分の欲にはじまり、物欲などがエスカレートして人前で見栄を張りたい気持ち、この様な物が自分を「貧乏」と言うカテゴリーに押し込んでしまっているのでは無いのかと思うのです。
若い頃は給料の割にやりたい事が多すぎて、いつもお金がないと言う状況は皆様にも経験があると思います。
一方で高齢になり定年を超えたりすると、やりたい事も少なくなり、そして体力的に出来ることも少なくなり、お金を使う事が少なくなってきているとのデータがあります。
そしてこれらの方は「自分が貧乏である」とあまり思ってもいないのです。
受給している年金は若い時の給料より少ないにもかかわらず。
お金が無くてやりたい事も出来ない自分と、お金を使ってやっている人を比べた時に出てくる失望感と敗北感、これらが「貧乏」と言うものを作り出しているのでは無いのでしょうか。
「お金が無い」という文句を言うと本当に貧しくなる理由
そして、いつもいつもお金が無い、給料が低い、と愚痴を垂れている方に忠告。
あなたは給料があと5万増えようが10万増えようが、相変わらずお金が無いと言い続けているに違いありません。
もらったらもらっただけ使い道が広がります。今の生活レベルをキープしていれば余った余剰分は貯金でもなんでも出来るでしょうが、そもそもの思考が
「不足感」
これでいっぱい、そしてその状況に慣れてしまっているので、逆に余っている状態が不安になります。
この見えない不安を解消するために浪費行動に走ったりするのです。
例えば、臨時収入が5万円ほどあったとします。
「今月5万も余った」と言う状況がいつもの自分とは違う為、強烈な違和感を感じるのです。そして違和感はストレスになり、それを解消するにはいつもの自分と同じ状況でなければならない、と言う事を無意識で行ってしまうのです。
結果、常に不足感でいっぱいの自分に戻る事になるのです。
そして大体この様な思考の人は部屋の中に買ったはいいけど使わない物なんかで溢れていたりします。
逆に、不足感が無い人はこの様な無意識な浪費行動には走ったりせず、堅実にお金を貯めたり自分に投資したりと、不足感でいっぱいの人とは使い道も意識も違います。
私は貧乏だ、お金が欲しい←この感情の解消法
逆の事を思うだけです。
3食食べられて、寝る場所もあり、雨風が防げる。私はなんて恵まれているのだろう、と思えれば自分の中に不足感もだんだん薄れていくはずです。
私も若い時にはやはり「お金が無い」とか「貧乏だなぁ」とか感じたりしていましたが、何が私を変えてくれたかというと、サバイバル動画でした。
YouTubeが一般市民にも流行り出した頃、まだYoutuberなんてのがいなかった頃、私は好んでアメリカの軍事動画やサバイバル動画なんかを好んで見ていました。
サバイバル動画では、雨風を防ぐ為にその辺に生えてる草で即席の屋根や壁を作ったり、現地のヘビやネズミなんかを食べたりしてまさに生き残るためになんでもやると言う光景が繰り広げられていました。
それを見ながら、「我々はなんて恵まれているのだろう・・・屋根も壁も食べ物もこんなに溢れている」と感じました。この動画が私の金銭感覚を修正してくれたり不足感を薄めてくれる事に役立ったのです。
私は恵まれている、そう感じるようになると、不思議と「お金が無い」と言う言葉を使わなくなり、何故かは知りませんが予想もしていなかった臨時収入があったり俗に言う金運というものが上がって来たような気がします。
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