上司が無能だと職場に現れる現象

上司が無能

先日、久々に上司が私の所に来て、かつて私が抱えていた案件の進捗の話をし出しました。しかしその案件は私がある程度まで仕上げていた物をごっそり取り上げて他の部下に委託してしまった事もあり、私にはもう関係のない話だったのですが・・・

仕事を取り上げられた

以前、結構な金が動く重要な案件を1人でシコシコと進めていたのですが、社内ニート化になったのと同じくらいのタイミングで8割方仕上がっていた物をごっそりと取り上げられた事があります。

それは別に構わないのですが、よりによって職場内で敵なしの無能であるAさんにその案件を任せたのが今の上司です。

その判断に私含め何人かの人間は疑問に思っていた様ですが、私も一歩離れた視点からこの無能Aさんがどうやって続きを進めるか楽しみに思っていた所もあるので「では後はお願いします」と言ってAさんに苦労して作り上げた資料一式を渡しました。

Aさんが普段何をやっているのか興味もなかったので、いつしかその案件はすっかり私の頭から消え去っていたのですが・・・

上司が久々にニート部屋にやってきた

それから数ヶ月たち、いつもの様に適切な時間潰しやスパイダソリティア等の日常タスクをこなしていると、上司が生気を失ったような黒い顔して私のいるニート部屋まで入ってきました。

上司
上司

あ、ニートさんちょっとお話が

ニート君
ニート君

なんでしょう?

上司
上司

実はこの案件なのですが、Aさんが全く手を付けてくれないのでニートさんにやってもらおうかと思っていまして

ニート君
ニート君

はぁ?以前私がやってた物ですよね?

上司
上司

そうなんですが・・Aさんに任せていたのですが進まなくて困っているのです。

ニート君
ニート君

知るかボケ)・・・・。

ここで上司はAさんの仕事の遅さなどを愚痴り始めたのですが、そもそもAさんの無能さなど私にはどうでもいい事なので適当に相槌を打ちながら聞き流していたのです。すると上司がこんな事を言い始めました。

上司
上司

この案件は課の重要案件で進まないと困るのです

ニート君
ニート君

だから知らねーよアホが)そうですか

上司
上司

やってもらえませんかね

ニート君
ニート君

はぁ?消えろアホ)は?Aさんに最後までやらせてみては?

上司
上司

それがやってくれないから困っているのです

ニート君
ニート君

それ部下の仕事を管理出来てないって事ですか?

上司
上司

・・・・

こんなやり取りがあった後、仕方なくその案件を再度引き受ける事になったのですが、再度私が担当する事になった裏で他の部下がざわつき始めたのです。

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また一つ評判を落としてしまった上司

喫煙所で職場内の若い後輩たちと話していたところ、再度私が担当する事になった事を彼らも知っていたようで

後輩君
後輩君

またニートさんの所に戻りましたね。最初から変えなきゃよかったのに

ニート君
ニート君

知らねw どうでもええわw

後輩君
後輩君

時間の無駄でしたねw 何考えてるんだろう?

ニート君
ニート君

さらに上の上司から突かれたんだろ。

とまぁこんな感じで、上司に対する不信感が上がってしまっただけの結果を生むのでした。

上司が無能だと職場に出てくる現象

職場を統括する係長や課長部長など、いわゆる管理する側の人間が無能だと職場に何が起きるのか、私の長いサラリーマン人生から幾つか拾い上げてみたいと思います。

なおこの例は長年色々な上司の「部下」をやっていた私からみた例ですのでご了承ください。上司からみた無能部下云々の話はプレジデントオンラインとか東洋経済オンラインでも読めばいいと思います。

ちょとした所が乱れだす

これは本当に「ちょっとした所」です。例えばいつも決まった場所にあるような備品が違う所に置いてあったり、観葉植物が誰も世話しないで枯れたり、フロアのちょっとした掃除すらしない。本当に小さな乱れですが、上司が無能な職場は大体こういう所から崩れ出します。

そして久々に他部署の人が来ると「あれ?前と雰囲気違くね?」という違和感に包まれますが、当の本人達は日々僅かながら変化する物は気付かない物です。

逆にきっちりしている上司がいると、不思議とこのような所も整理整頓されていたり、あるべき所にあったり、いわゆる「当たり前のことが当たり前に出来ている」という状態になります。

これは部下の仕事への情熱が消えかかっている兆候でもあるのです。会社や上司、職場に対する失望感や虚しさで「自分以外の他のこと」はどうでも良くなります。

活気がある時には気持ちにも余裕があるので色々な所に目を配れていたのですが、そんな余裕すらありません。

この時点で職場の異変に気付く様な無能上司ではありません。もちろんこんな状況は普通にスルーです。

問題行動が次から次へと起こる

そして上司の無能さが形となって現れるのが部下の問題行動だったりします。

この段階では、職場内に生じた歪みが大きくなり人のネガティブな思考が具現化する段階です。

遅刻や欠勤、ハラスメント行為や金銭にまつわる事など、いわゆる部下が起こす数々のやらかし系から始まり、盗難とか果ては職場内不倫が公になるとか、一見個人の問題で片付けられそうですが、実は出来た上司がいる間にはあまりこの様な問題は起こらないのです。

そして無能な上司はここで原因追求はほどほどに、なぜか「横展開」というものを始めてしまいます。他の人はやってないだろうな、今後この様な問題が起きたらどのように対処するか、起きない為には何か対策を、この結果を他職場にも・・・

本質原因の追求より事後対処の方が楽なので、無能上司も時間を取られずに一件落着という感じです。

しばらくは平穏な日々が続きますが、時間が経つと残念ながらまた違う事件が起きてしまうのです。

またこの段階では複数の体調不良で休む人が目立つようになります。

エース社員が退職する

「上司が無能」これが形となって現れる最終段階です。

仕事をバリバリやり、他の後輩の手本となるようなエース社員が会社に見切りをつけて急に退職をする。周りの人間には青天の霹靂ですが、辞めるエース社員は希望に満ち溢れた顔で最終日の挨拶なんかをします。

パニックになる職場。一時的には混乱しますが、時間が経つと落ち着く所に落ち着きます。

質や量もエース社員が辞める以前の様なクオリティにはなりませんが、残った人間で出来る仕事の範囲内に収まるようになります。

そして以前より成果は下がっているはずなのですが、段々とその状態にも慣れていきます。

社内ニートが現れる←

仕事をしない社内ニートが現れたりします←

朝からPCゲームやスマホゲーム、投資やオンラインで競馬に夢中などの強者ニートが現れたりして、職場内に更なる歪みを生んだりします。←

無能な上司は悪いことだけではない

上司が頼りないので、部下が精一杯やってなんとか成果を出す、そういった場面も何度も見てきました。

精一杯やった部下はその仕事をこなす上で何らかの形で成長し更にパワーアップします。そうして誰からも頼られる存在になっていったりするのです。

そういった方面から伸び代のある若い部下を持った場合、適当に無能感を醸し出しつつ部下に思い切って全て任せてみるのも面白いかもしれません。

有能な部下ならきっとやり遂げて期待に応えてくれるでしょう。

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