「どうにもならない」を打開する為の魔法の言葉

切羽詰まった時など「どうにもならない」という言葉をつい呟いてしまう事はないでしょうか？意図せず八方塞がりな状況が襲ってきて、身動きが取れなくなってしまったことが誰しもあるはず。しかし今現在、過去の「どうにもならない」事はどうにかなってしまったのではないでしょうか？

どうにもならない状況が襲ってきた

お金、仕事、友人関係、恋人、夫婦、長年生きていると、これらの事で「どうにもならない」という場面を多々経験しました。

私の例で言うと、金銭面や恋人関係で多かった気がします。

支払いが2日後とかに迫っている状況でお金がない、どうしよう、サラ金なんか借りたくないし親兄弟にも友人にも頼めない、どうにもならない・・詰んだ。なんて事は2度や3度ではありません。

また若い頃、取り返しのつかない仕事上の失敗をしてしまい、何をどうしてもリカバリー出来ない事態が発生し、顔面蒼白、職場の人や上司に合わせる顔がなく、出勤するかどうか迷った事もあります。

こんな時、頭をフル回転させ打開策を練るのですが、それを実行に移した所で、大抵の場合状況が悪化する事が多いのです。

下手な考え休むに似たり、というのはまだいい方で、墓穴をさらに深く掘り下げてしまうのです。

そんな時に先輩に言われた一言

この様な仕事上の取り返しのつかないミスがあった時、私はきっと狼狽しながら右往左往していたのでしょう、そんな私をみて先輩が一言言いました。

この楽観論者が・・・こんなに大変な事態になっているのに動くなだと？どうにもならんけど、起死回生の糸口を探しているんじゃねーかたわけが、などと心の中で先輩に悪態をついていました。

先輩の忠告を素直に聞けなかった若い時の私は、やはりこの件で墓穴をさらに深くしてしまい不要な迷惑を多方面に掛けてしまったのです。

事が済んである程度経った時、先輩にまたこんな事を言われました。

いやいや、俺らがなんとかしようと頑張ったからなんとかなったのであって、放置してたら余計悪化したのではないでしょうか、と言い返すと先輩は

楽観論者だなぁと思ったのですが、この「頭の中の仕組み」ってところは以降ずっと心に引っかかったままでした。

何年か経ち、先輩と話す機会が有ったのでその事について尋ねてみました。

下手に動くと墓穴を更に掘り下げる

まず先輩はパニくった時に下手に動くと、しなくてもいい怪我をする、という事を話し出しました。

人間の能力には限りがある。それを超えた何かを思いつく時って、大体リラックスしているか休んでいる時だよ。

あの時のニート君は頭の中がゴチャゴチャで整理されていなく、そんな時に出した案とかは大体が「苦し紛れの一発」である事が多い。そんな物が上手くいくはずが無い。

先輩にはこんな修羅場の様な経験がないのですか？と聞くと

なるほど、冷静でいれば意外な解決策が見つかるのですね、と言ったら先輩は

というので更に話を掘り下げて聞くことに。

○○がないと打開策すら見つからない

先輩は

経験値が足りない＝引き出しが少ない人間はパニックになる事態が起こると無理に引き出しを作る、またはこじ開けようとする。それでは上手くいかない。

経験値は仕事だけでなく、修羅場をいかに潜って来たかとか、遊びであったりとか、感情が乗りやすい場面で大幅にアップする。

小さな出来事でも応用を効かせれば上手くいく解決策になる。

その様な解決策が出ないのは、人生の絶対的な経験値不足。だから若いうちは遊びまくれ。女遊びでも趣味でも。

そして遊びの最中に考える訓練を。ただ楽しかった、つまらなかった、では何の学びもない。

なるほど、遊び上手は仕事上手ということか。

どうにもならない場面での秘密の呪文

先輩は更に、どうにもならない場面での「秘密の呪文」というのを教えてくれました。興味津々で聞いてみると

なんとかなるよ。

だから今まで生きてこれた

というシンプルなもので少々拍子抜けしました。

この考え方の一番の効能は、突発的な事態に遭遇しても慌てる事がなくなり、程よくリラックスしているので解決策も簡単に見つかったりするとの事だそうです。

考えてみれば今までどうにもならないと切羽詰まった時は何度も有ったのに、いつの間にか片付いて過去の記憶になっています。吐きそうな程思い詰めていたのに、年月が経つとその問題の存在すら忘れている、そんな事も多々あると思います。

「今回はそんな悠長な事言ってられないんだって！」というような事も本当に何とかなってきました。

クリアできない問題なんてなかった、いつも何とかなってきた、自分で解決できない以上の問題なんて起きない、と考えれば人生も少し明かりが増したような気がします。

まとめ

大丈夫、なんとかなるさ、といつもその様な思考でいれば、不思議と何とかなる事が多くなり、何か問題が発生してもリラックスしてその問題と向き合うことが出来る様になります。

思い詰めるよりまずは深呼吸し、「何とかなるよ。多分w」と何度も唱えれば心も落ち着き、考えもしなかった打開策が生まれるかも知れませんね。