レジの速さを見る目が無い

レジ並び

なんという分かりづらいタイトル。皆様も一度は経験のある「あっちに並んでおけば速かった」とか「このレジ係員遅いから隣の方が速く支払い済んじゃった」とかの現象です。急いでいる訳でも無いのに、何故だか無性に心がざわざわしてしまうこの現象について書いてみたいと思います。

一番速く終わるレジはどこだろう?

最近ではセルフレジなんてものが流行り、ちょっとしたスーパー等では並ぶこともなく会計を済ますことが出来るのですが、大多数の店舗では店員がレジ打ちをやっている事の方が多いと思います。

平日昼間などは店内もそれほど客が多くなく、誰も並んではいないのですが、これが夕方以降になると店内も混み始め、レジの前にはどこも行列ができている状態です。

そこで、「どのレジに並ぼうか?」と皆様も一度は考えた事が有るでしょう。

  • 一番待っている人が少ないレーン
  • 手際よさそうなレジ係員のいるレーン
  • 待っている人のカゴの中身で早く終わりそうと予想する

これらを総合し、瞬時に判断し、「ここ!」と決め並ぶわけですが、私はどうもこの

「レジの速さを見る目がない」のです。

今日行ったホームセンターのレジでの一コマ

今日はホームセンターに買い物に行ったのですが、やはり上記の事を判断材料として並び、自分の番が来るのを待っていたのです。

すると私の直前に並んでいた爺さんとレジ係が

女性店員
女性店員

「お客さま、こちら電子マネーの残高足りないようですが」

じじい
じじい

「あぁん?そんなはずねーべ!」

じじい
じじい

「この前チャージしたばかりだろ!」

女性店員
女性店員

(知らねーよ)残りは現金でよろしかったですか?」

ニート君
ニート君

(じじい・・・良いから早くしろよ)

こんなしょーもない問答をしばらくやった挙句、チャージするだのしないだの、小銭が無いとかどうでもいいことで時間を消費するのです。後ろで待っている私はイライラ。

何故イライラしたかというと、隣のレジは私と同じくらいに並んだ人は支払いが終わり、かつ後から来た人も終わっている始末。

レジのヘルプで他のレジが空いたらそこにはすっと入っていく人がいて、私はこの爺さんと店員のやり取りをイライラしながら聞いているしかありませんでした。

レジの速さを見る目が無いのかな

私は割とこの様な事例に遭遇することが多いのです。

レジの速さを見る目が無いのか、運が悪いのか、どうすればレジを速く通過できるか、そういう場面に遭遇した時によく考えてしまいます。

では早いレジと遅いレジは何が違うのかというと、店員さんの処理能力、客の購入数、支払い方法、いろいろな要因が絡んでくるので一概には言えません

いくら店員さんが速くても、電子決済なんて触った事も無い人が1円単位で財布から小銭を探していたりすると結局かかる時間はあまり変わらないのです。

それでも買い物に行く度に、どこのレジが速く終わりそうかな??と考えてしまうのです。

実はレジの速さにはそんなに差が無い

今まで何回もレジに並んで毎回遅くてイライラするかと言えば、そんな事はありません。

毎回遅くてイライラする事も無く、逆に自分の並んだレジが他のレジより早かった事もあったのかも知れません。いや、間違いなくあるのです。

という事で、サンプル数を多く取れば、速いレジ、遅いレジ、同じくらいの速度のはずです。

しかし速いレジの方があまり記憶に残っていないのは何故なんでしょう?

思考の偏りが自分を被害者にしている

という事で今日の出来事を整理して考えてみると

ニート君
ニート君

(ここのレジが速そうだな・・・)

と考え私はレジに並びました。

ここの判断が正しいのか正しくないのかは後になってみないとわかりませんが、この時私は間違いなくこのレジに並んでおけば早く終わるという考えを持っていたのです。

ところが結果は前述のとおり、爺さんの電子マネーがどうの、店員とのゴタゴタで一番遅くなり、イライラしてしまいました。

仮にここで

ニート君
ニート君

どこに並んでも別に関係ないし時間あるし

という思考だったらどうなっていたでしょう?

店員と爺さんのごたごたを見て何か考えたりとか、爺さんは何に対して怒っていたのか考えたり、周りを見て先に進めそうな所に並びなおしたりとか、色々な選択肢が増え、イライラもしなかったと思います。

そしてもしかしたら爺さんより先に支払いが終わっていたのかも知れません。

私は「速いレジはどこだ!」と探したおかげで「一番遅い事にイライラする」という報酬を手に入れたのです。

何も考えなければイライラすることも無く、順番とか時間とか全く気にしないで済んだのに、この様な本来の目的と外れた目的を持ったおかげで「速い」「遅い」がフォーカスされ、結局自分で自分を苦しめただけだったのです。

今回の目的は「買い物」のはず、レジを速く出る事が目的ではないのです。

変な事を目的・目標にしちゃうと疲れるよ

今回の話は割と日常生活にも通ずるところが有って、大きな目標が有るのに、その道中にある小さな目標に拘って周りが見えなくなってしまうとか。

小さな目標で躓いて、大きな目標が見えなくなってしまっているとか。

レジに並ぶのは支払いを済ませる為であり、1分1秒でもそこを速く通過するのは正直目標到達にはあまり関係ありません。

達成する時間が少しばかり早くても結果は同じです。

その通過点の小さなポイントに拘って一喜一憂しても、結果を得るうえで大勢に影響が無いのです。そしてこの様な事を拘っているときは、ほぼ確実に本来の目的を見失っています。

この様な本来の目的とズレた事を目的としていると疲れちゃいますよ?という結論で終わりにしたいと思います。

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