2021年10月衆議院選挙の感想~野党共倒~

野党共倒

今回の記事は昨日未明に結果が確定し、色々な人の予想を結構外してくれた衆議院選挙についてです。野党共闘とかコロナに対する政策など何かと話題が多かった選挙ですが、結果を受けて個人的な感想を書いてみたいと思います。

野党共闘のはずが野党共倒に

今回の選挙では選挙戦が始まる前から立憲民主党と日本共産党が共闘宣言を出していました。

私も「何やってんだ?こいつら」と思いましたが、これに一番驚いたのは立憲民主党の支持母体である連合なのではないでしょうか。

労働組合の活動は共産党の理念に近いものがあるとはいえ、破防法に基づく公安調査庁の監視団体である政党とは一定の距離をおきたいはず。

そこががっちり手を組んでしまったもんだから、応援していいのか思案に暮れていたのでは。

結果はというと立憲民主党も共産党も思ったよりも議席は伸びず、自民党が単独過半数、そして維新が大躍進という結果になってしまいました。

まさに野党共倒という結末です。

国民は自民党にNoより立憲共産党にNoを突きつけたのでした。

そもそも彼らの目的が「政権交代」これのみで取った後どうするのか、我々有権者には全く見えてきませんでした。

彼らは選挙期間中、日本をこうしたい!という事を盛んに訴えていましたが、日本国民はそんな事を全く見ていないどこか、普段の彼らの行いから「こいつらなんかに任せられるか」という流れになっていったと思います。

マスコミも盛んに政権交代というキーワードを使っていた様ですが、TV離れした若者〜中間層には何の効果もなかった様です。

節穴ではなかった大阪府民、高槻市民の目

大阪での選挙結果は驚きました。

選挙区での投票結果をみると維新の会で埋め尽くされています。

維新の躍進の理由は説明するまでもなく松井市長、吉村知事の普段の頑張りが評価された結果でしょう。

現状のリソースで出来る限りの力を尽くした、その結果叩かれる事も有ったでしょうが、相手はどう変化するかも分からない、薬もない未知のウイルス。

こんな正体不明の物を相手に自治体のトップとしてできる限りの事をしたのでしょう、大阪の有権者はしっかり見ていたようです。

そしてその波は全国に波及したようで、大阪、近畿地方以外での比例区でも維新候補者が続々と当選を果たし、前回より大幅に議席を得ると言う結果になりました。

今回の選挙で唯一の「勝者」たる政党です。

この維新の躍進を受けて一番絶望しちゃったであろう大阪10区の候補者w

選挙前には「ローカル政党なんか眼中にない」とかなり見下した発言をしていましたが、蓋を開けてみれば選挙区で落選し、比例でも復活せず、議員としての地位を失ってしまったわけです。

吉村知事がコロナ対策に奔走している中、この方は与党攻撃以外に何やってるの?という感じで、ネガティブな発言は目にするけど、「だから何をどうするのがbetterなの?」という所は一切見えませんでした。

選挙戦が始まり、自分の実績を必死にアピールしていたようですが、国民は文句よりも行動をしている政治家を評価したいのです。残念ながらこの方の選挙の時だけやってますアピールは有権者に届かなかったようです。

彼女は敗因を「維新の大きな柱があり非常にやりにくかった」と言っていましたが

ニート君
ニート君

そこじゃないよ

と言ってあげたいと思います。

若者のTV離れも一因か

今回の選挙では自民党が議席を大幅に減らし、過半数割れ、発足したばかりの岸田内閣が何もしないまま総辞職してしまうのかな、という危機感はありました。

私はTVを持っていないので某巨大掲示板の情報しかありませんが、コロナ禍の最中毎日のように偉そうなコメンテーターが政権、与党を攻撃していたようで、それに感化されてしまった方々が自民党を見限ったと言う話を見てきました。

しかし結果は単独過半数維持、国民からNoを突きつけられたのは一部の候補者だけだったようです。個人的に一番Noを突きつけて欲しい和歌山の(以下略

こうしたTVに感化されてしまう人は後10年も経てばごく少数になると思います。

若者はTVを見るよりネットの意見を参考に「自分が思う本質」を考える方が得意なので、旧来より行われてきたマスコミよる洗脳活動もそろそろ限界になってきたようです。

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共倒れになってしまった立憲民主党と日本共産党。合わせて立憲共産党

彼らが今回の選挙で不振だった原因は単純に「政権交代が目的だったから」だと思います。

彼らにとって政権を取った後、何でも反対共産党とどう折り合いをつけていくのか、ほとんど説明がなく有耶無耶の状態で、もしかしたら当の執行部ですら

「どうにかなんじゃね?そんなことより政権交代!!」

くらいの感覚だったのでは、と思っています。

実際選挙戦に入る前に立ち位置が違う2つの組織はしっかりとこの辺を練っておくべきでしたが、そんなことより議席が欲しい、と言う思いが強すぎて一番肝心なところが後回しになっていた感が否めません。

基本的な事ですが、政権交代より「日本をこういう方向に持っていくよ」という事を訴えていかないと、彼らはこれからも同じ位置に留まっているでしょう。

しかし何年も変わらない党首、執行部なんかを見ていると、これからも何も変わらないのでしょうね。

正直言って与党の揚げ足ばかり取っている野党とか私個人的には不必要なので、これからも白い目で見続けたいと思いますw

モリカケ桜とか死ぬほどどうでもいい案件を武器にこれからも頑張っていただきたい所ですw

彼らに代わり日本維新の会に第二勢力になってもらったら多少国会もマシになるのではないのか、と思います。

と言うわけで、今回私は選挙区:自民候補、比例は維新の会に投票させて頂きました。

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