2011年3月11日から10年が経ちました。あれから10年も年を取り元気もなくなりました。会社もいつ潰れるか分からない状態になり、なんとなく不安ばかりの毎日です。何が不安って社内ニート活動が出来なくなることが心配で心配で・・・
丁度10年前の3月11日
生涯忘れることが無いであろう10年前のこの日、会議なんかが終わった後に資料を棚から出してたら揺れが始まりました。
最初はカタカタと小刻みな揺れで、重機か何かが通った時に起こる振動かな?位に思っていたのですが、そのうちグラグラと揺れだした時点でとてつもなく嫌な予感が・・・
その時は震度3位かな?と思ったのですが、今まで経験したことないパターンで揺れているため、いつもと違う!何だこれは!と焦りながら職場のメインフロアに移動。30秒位時間が有ったでしょうか。
その後とてつもない揺れに発展。
何かに掴まるとかの余裕もなく、立っているのも辛いほどの揺れ。
ウォーターサーバーが倒れ、机が滑るように飛んでいき・・
収まった時には茫然自失でした。
この時の事はこの記事に書いています
避難先のTVで見た画像は地獄絵図
物が燃えたまま津波の中に浮かんでいる被災地、津波で飛行機が流される仙台空港の画像、どれもこれも生まれて初めて見た衝撃的な画像で、生きててこれ以上の災難が有るのか?と思えるほどの地獄絵図でした。
私の家の近辺も液状化やら電柱倒壊、津波などがありましたが、東北太平洋沿岸の場所に比べ様も無く、津波で流された人がいると聞いた時は改めてこの地震の怖さを知りました。
入りたくても入れなかったお風呂
次に日、何とか家に帰ると水道が止まっており、部屋は色々な物が倒れ放題でうんざり。とにかくお風呂に入りたい・・・とシャワーのコックをひねりましたが何も出ない。
当然です。水道が止まっているのです。確認すると電気も止まっていました。
あいたた・・・風呂入れないじゃん・・・。
それでも私は何とか身体を洗う方法を考えました。
幸いな事にガスは止まっていなかったので、何とかこれで体洗うだけのお湯を沸かせないかと思ったのです。
災害時ペットボトル6本で体を洗う方法
電気・水道が止まりガスしか使えない中で、何とか考えたのがこの方法。水は近所の神社から湧き水を汲んできて用意しました。この方法のお陰で、電気・水道が止まっても何とか毎日身体を洗う事が出来ました。
いつか使うような事態が来るのは勘弁ですが、何か役に立つかも知れないので書いておきます。
用意する物
- ペットボトル6本
- 熱源(ガスでも焚火でもお湯が沸かせればよい)
- 割と広い鍋(2ℓペットボトル2本が入ればよい)
- (有ればよし)漏斗(ジョウゴ)↓100均とかで売っているこんなの
簡易洗体?の手順
注意
・お湯の温度を極端に高くしない事
ペットボトルの変形や溶損、火傷の可能性があるので注意!
水と混ぜても熱くてまともに使えません。
・女性にはお勧めしません。
(おっさんと違い髪の量が多いためすすぎ不十分になる可能性)
・シャンプー、洗顔料、身体洗うための ナイロンタオルとか
濡らすためのお湯をいかに少なく使うかがポイント。
・すすぐ前に髪の泡、顔、身体の泡など手で落とせるものは
出来るだけ落としておく。
・すすぎでお湯を大量に使うという事を覚えておくこと。
水道が復旧して思ったこと
私たちはいつも水が出てくるのが当たり前、風呂に入れるのが当たり前と思っていますが、災害時はこれら日常が一変し、当たり前の物が当たり前でなくなります。
水道が復旧した時は神に感謝しっぱなしでした。同時に復旧に当たってくれた工事担当者の皆さんにもただただ感謝。助かった・・・と安堵した記憶があります。
水道に限らず電気もガスもまさに命をつなぐ「ライフライン」という事を忘れず、使えるのが当たり前ではないという前提で生きていきたいと思います。
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