「できない」「無理」を口癖にしてはいけない理由

「できない」「無理」を口癖

何か難しい場面に直面した場合、すぐ「できない」「無理」なんて言葉を発しがちですが、このような口癖が付いてしまうと、その後の人生もハードモードになってしまうかもというお話です。

神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り [ 星 渉 ]

相変わらずお世話になっている星渉さんの「心が強い人の人生は思い通り」神メンタル。皆様にも是非ご一読頂きたい良書です。

この中から今日は「できない」「無理」を連発する人は気をつけてくださいね、という所を私の解釈も交えて解説していきたいと思います。

「無理」を発する時に脳に起こる現象

これは思考回路を止めてしまう危険な言葉です。

無理無理無理wなどと可愛く言ってもやはり同じで、脳はそのことについてそれ以上考えることをやめてしまいます。

脳の思考回路にある配線を切る作業を出す命令語、とでも言いましょうか。

その事について深く考える必要がない場合、この言葉を使っても構わないとは思うのですが、普段から口にしていると「口癖」となり、十分吟味したら出来るような事でも「無理無理」と言ってしまう恐れがあります。

また別の使い方で「生理的に無理」という言葉。

生理的に無理と考える異性などが身近にいた場合、この人を受け付けない、受け入れられない理由は色々あると思いますが、大体は本能的にその人を避けたいという気持ちの現れでもあります。

しかし話してみると印象と違った、生理的に無理なんかじゃなかった、なんてこともよくある話です。

※生理的に無理という言葉をよく使う方はコンプレックスを抱えている場合が多いらしいです。

無理を連発していると負け癖がつくどころか勝負すらできない

色々な場面で無理という言葉を使ってしまいがちですが、何かある度に無理無理と言っていると、脳はそれ以上考えることをしなくなる、もっと言えば脳にとっては「無理」という言葉が不要な労力をカットしてくれるので楽で仕方がないということになります。

こういう楽な方法を覚えてしまえば、折角目の前にあるチャンスもスルーしまくる事になったり、大事な岐路すら「無理無理考えるの無理」と避けて通るようになり人生の機会損失が発生してしまいます。

今まで口癖で「無理」という言葉を連発していた方は、この記事を読んだのも何かの縁でしょう、これを機会に

  • 本当にそれは無理なのか?
  • 無理と言ってしまったけど、仮にできるとしたらどうやろうか?

などと脳の回路の配線を繋ぎ直す作業をやってみるのがいいかもしれません。

と、色々書いた私も意識的に「無理」という言葉を使う時があります。

不動産投資の迷惑電話が掛かってきた時、大体一通り聞いた後(実際は聞いてない)この言葉を使います。何故ならこの話に関しては思考回路を働かせる必要がないからです。

大阪の駅から徒歩○分の所にあるマンションなんですが、投資用として(略

あー無理ですねー(棒

たまに暇潰しの一環でいかにも興味がありそうな雰囲気を出して「はい!はい!なるほど!」などと返事をし、最後に

「無理だし興味ないです」

と言って電話を切るのが最近のパターンです(笑

「できない」を発する時に脳に起こる現象

できない、と発してしまった時、脳は「できない理由」を一生懸命探し出します。

あなたが今まで失敗してしまった経験やニュースや報道、口伝で見聞きしたあらゆる失敗談など脳に蓄積されている膨大な情報の中から○○だからできないという一見もっともらしい理由を探し出し、できないと言ってしまった自分を肯定し始めるのです。

私が以前部下を持っていた時、このタイプの人がいました。

ちょっとハードル高いかな?と思うような資料作成業務を依頼した時、彼の第一声は決まって

「ちょっとできませんね」

そしてこの言葉を言うのは大体「即答」である場合が多かったです。

理由を聞くと毎回このような答えが返ってきます。

  • 時間がない
  • 能力が不十分
  • 経験がない
ニート上司
ニート上司

出来る方法とか考えてみようよ

ニート上司
ニート上司

できない理由はいくらでも出てくるだろうけどさ

私は彼の理由を聞くのもアホらしくなったので大体上記のように返したりしてなんとかお願いしたのですが・・・。数ヶ月後、彼は出来上がった資料一式を提出してきました。

(できないとか言ってなかったか?)

(考えた挙句できないと言ったのか?)

と心では思うものの、感謝の言葉を述べるだけにしておきました。

彼も歳を重ねて、あまり「できない」という言葉を使わなくなっていきました。

「できない」病を卒業する方法

以上のように、できないと発してしまうと脳の働きから本当に何もできない人間になってしまう恐れがあります。

できないという言葉を使うとできない理由を探し始めるという脳の特性があるので、では逆にこれを上手く操ってあげれば良いと思うのです。

「さて、どうやってやろうかな?」

「なんか上手い方法あるかな?」

「多分うまく行く」

などと考えると途端に脳は出来る方法を探し出します。

誰かに聞きに行くのも良いし、ネットであれこれ調べるのも良いし、少なくとも「できない」の一言で片つけた時より何倍も成長出来るはずです。

そんな事が続くとできないという言葉は段々と使わなくなり、何にでも挑戦できる体質になっているはずです。

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