
21日間あれば簡単にギャンブルから卒業できます。
たった21日で?と思うかも知れません。しかし、短期的報酬系思考に脳内を占領されている方はこの21日間がとても辛いと思います。
ギャンブル絶ちしたい方に前提としてお話したいのが
「人間の体は21日間で慣れる」
「21日間続けた物は習慣になりやすい」
という事を知っておいてほしいと思います。ギャンブルだけでなく
- 職場配属から雰囲気含め慣れるまで
- 新しい住環境に慣れるまで
- トレーニングが習慣化するまで
- 上達の光明が見えてくるまで
身体や脳が順応する期間が3週間(21日)だといわれています。
よく言われるのが3日、3週間、3年と3のつく数字の期間で一区切り、この期間に脳や体に色々な変化が起きるのでしょう。

でも実際21日間も耐えられない
この様な声も聞こえてくるようです。以下では私が短期的報酬系思考を逆に利用したギャンブル絶ち方法なども交えてお話ししたいと思います。
我慢ではギャンブル絶ちは難しい
出来ないとは言いませんが、とにかく苦痛です。
- 行きたい・・行きたい・・・金が有るけどどうしよう
- この前負けたけど今日は勝つ!
- 行かないと思ったのについ足が向いた
ギャンブル中毒の人は少なからずこのような事を感じて、そして大事なお金を使い、挙句の果てに自分を責め続ける事が多かったのではないでしょうか?
かく言う私も重度のパチンコ中毒者でしたからわかります。
我慢の力でやめようと思っても無理なのです。
それを知らず「ギャンブル絶ち」という非常に大きな敵に立ち向かっては、勝てるはずもありません。
パチンコのお金は某国に流れてミサイル資金になっている
タバコの煙まみれになって強烈な光を目に浴び続ける
こんなネガティブな情報は頭でわかっているつもりでも、それでも行ってしまうのがパチンカスです。
我慢でパチンコをやめるのは不可能だと思いましょう。
それではどのような方法があるのか、以下に紹介していきます。
方法その1.ほかの短期的報酬系思考を使う
短期的報酬系思考とは
報酬系思考の一種で、文字通り短期的に報酬を得られた時に脳が活性化する。一例として酒、たばこ、ギャンブルなど非常に短い時間で脳に報酬が与えられた時に発動する回路の様なもの。
パチンコ含めギャンブルはまさにこれで、非常に短い時間で大きな報酬を手にすることが出来ます。

「1日打って勝ったのだが。全然短時間じゃないよ」
比べてみたら一目瞭然ですが、あなたが1か月、30日働いてやっと手にする〇万円というお金。
たった1日、下手したら数時間で稼いでしまう数万円のお金。
毎日どちらかをやってお金が入るなら、後者の方を選ぶのが当然です。
給料には及ばないが、30日も頑張らずに数時間頑張ればそこそこのお金が入ってくる
これがまさに短期的報酬系思考がビンビンと働いている状態です。
また、ゲームセンターにはパチンコ台やスロット、競馬ゲームなどがありますが、これらに中毒になる人はほとんどいません。短期的な報酬も何もない、ただの暇つぶしで台や画面と向き合っているだけです。
それではギャンブル絶ちする具体的な方法一つ目は
「ギャンブル以外の短期的報酬思考で上書きしちゃお♪」
という方法です。
私がお勧めするのは
「パチンコ店に合法的に復讐し快楽を得る」
物騒な感じですが、パチンコに行きたくなったらこう思ってください。
そもそもパチンコ店は、客から巻き上げたお金を「勝った客」に分配したり、従業員の給料、膨大な電気代、新台入れ替え費用などに充てています。
あなたは毎回2万円ほどパチンコで負けているとしましょう。
勝つ月なんかはあったとしても、パチプロ・スロプロ以外は確実にマイナス方向に進みます。
行きたくなったらこう思ってください。
- 「俺は今日、復讐のためにパチンコにいかない。」
- 「自分が今日パチンコに行かないことで店の損失は2万円」
- 「その2万円を新規さんから搾取。その人はもう2度と行かない」
- 「つまり俺が行かないと倍の4万円分の損失ってことか!!」
ずいぶん強引な理屈だとは思いますが、全く違うとも言い切れません。現に、パチンコ店はあなたに負けてくれないと、他の人から取るしかないのです。
取られた人が一見さんなら、もう二度とその店には近寄らないでしょう。
だから、常連のあなたに負けてもらわないと困るのです。
負けても負けても懲りずに通ってくれる、あなた以外にカモはいないのです。
ここであなたは復讐します。あなたが行かないと店はとんでもないダメージ。あなたが行かないと新規客から金を奪わなければならない。
一回でもこの思考で行かない日が有れば、あなたの勝ち、復讐成功です。勝ちを積み上げていきましょう。あなたが行かないことで「パチンコ店に勝った」と脳は喜びます。
大事なのは報酬系思考で考える事です。
苦痛系思考→「金使っちゃだめだからパチンコ行かない!!」
報酬系思考→「行かないことでパチンコ店に復讐出来る!」
行かない理由を苦痛を強いる物なのか、行かないことで快楽を得るのかの違いです。
苦痛系思考で考えた場合(要は我慢)やはり限界が来ます。
報酬系思考回路に関してはこちらをご覧ください。
違う短期的報酬系思考(投資など)
もう一つおすすめなのは、株、投資信託など。ただしFXは絶対におすすめしません。
株や投資信託は紙くずになってしまう確率はかなり低いですが、FXはゼロサムゲーム。初心者が手を出して安易に金を稼げる類のものではありません。
ETFや投資信託なら100円でも購入可能ですが、最初は5000円位あればいいでしょう。
5000円ならば毎日数十円~数百円の間で値動きがあり、それに一喜一憂しても短期的報酬思考は満たされます。パチンコから株に代わっただけじゃん?と思いがちですが、パチンコと投資は180度異なるもので「投資」と「浪費」、お金に働いてもらいお金を稼ぐか、どぶに捨てるか。
投資は100%勝てるものではありません。
しかしパチンコと比べても、1年後に残っているお金の額は全く違います。
投資信託なら滅多なことではゼロにはならないと思います。
パチンコならゼロ、マイナスは当たり前。
また、投資に目覚めて毎月積み立てとか始めると、投資した金額+利益分が毎月増えているのを見ることが出来て、ここでもまた脳内報酬が得られます。
私はパチンコをやめて投資に毎月パチンコで使ってた分を入れていますが、

もっと早くやっておけば今頃・・・
といつも思います。しかしいい勉強代だったと思うようにしています。
早速楽天証券・SBI証券辺りに口座開いて投資家デビューしてみましょう。簡単ですよ。
方法その2.その他の報酬系思考で脳を上書き
私がパチンコを辞められたのは、今思うとこの報酬系思考で上書きしまくった所だったのかもしれません。報酬系思考の考え方は、前の記事に乗っていますので参考にしてください。
この思考方法は、日常のあらゆる動作で練習できますので、ぜひ皆様にもやって頂きたいと思います。いろいろな物の見方が一気に変わったりします。
さて、その方法とは
「家計簿をつける」
これだけです。
なんだ家計簿かよ?と思いがちですが、家計簿の見方で私は脳内報酬を得ていた気がします。
ただ単に何にいくら使っているか、とか無駄はどこかな?という使い方ではなく、短期的報酬系思考を家計簿より得ていました。その度にパチンコに行きたいという気持ちは薄れていきました。
具体的には毎日使った分をスマホでピコピコ入力、その金額を見る度に
- 「よし!昨日よりは使わなかった!」
- 「先週より明らかに減ってる!よし!」
- 「先月からパチンコ行ってねぇw俺すげぇw」
毎回前日より使用金額が減ってるというわけではないのですが、やはり使う分が少ないとその分投資に回せましたので、減ってるときは上記の様に大げさに喜ぶようにしていました。
当時不思議だったのは、金額を毎日観察、たまに喜んでいただけでパチンコから自然に足が遠のきました。三週間や1か月を過ぎたころは、パチンコ店の前を通っても見もせずにスルーするようになっていたのです。
もう少しはやく報酬系思考の事を知っていれば今頃・・・(後悔
今でも毎日金額を入力し、脳に喜んでもらっています。
方法その3.物理的に行けない方法
実はこの方法はセキュリティ面からみてもおすすめは出来ませんが、どうしても3週間我慢できない人の為に、また、パチンコの短期的報酬思考から抜け出せない人の為の方法です。完全に自己責任でお願いします。
またこの方法は平日行かないけど休みの日に行ってしまう方向けです。
手順
- 週末の日の前日(木曜とか)に土日使う分だけの金を下ろす
- 下ろした金を電子マネーに交換。それ以外は財布に入っていない状態に
- 週末の日、帰り際会社のロッカー、机などに銀行カードを隠す
- 行きたくなっても財布には金が無いため行けない
という感じです。手順3の隠す方法ですが、カード類は一枚残らず会社に置いて帰って下さい。もちろん、白い紙かなんかに包んで自分しか分からない様な場所にです。
これを3回(3週間分)やると、もうパチンコに行きたい気持ちは失せているはずです。
あまりお勧めは出来ませんが、行きたくても金が無い→諦めるというのが続けば脳内麻薬も消えて興味すらなくなるはずです。
これでダメな場合は専門の病院行ってください。そして自分は「手に負えない人間だ」と自覚してください。
おわりに
いかがでしたでしょうか?「短期的報酬系思考法の上書き」は1回や2回ではあまり効果が期待できませんが、行かないことでパチンコに勝つ!という喜びが常態化すればあなたは自然にパチンコには無関心になれるはずです。
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