社内ニート活動継続の危機がやってきた

倒産

ここ1年、社内ニート活動を頑張ってきましたが、どうも暗雲が立ち込めているようです。私の所属する事業所が不採算部門として整理されるとかされないとかの噂が流れだしました。これは勿論今後の崇高なる社内ニート活動にも影響が避けられないようです。

社内ニート活動のピンチ

昨日社内の喫煙所でタバコを吸っていたところ、同じ職場の若い人にこんな事を聞かれました。

後輩
後輩

あ、ニート先輩、聞きました?

ニート君
ニート君

ん?何が?

後輩
後輩

ここ(事業所)無くなるかも知れませんよ?

ニート君
ニート君

はぁあ??何情報それ!?

よく聞くと昨年来の不況の煽りを受け、わが社はついにいわゆるリストラを断行する所まで来ているとの事。そして真っ先に切られるであろう部署が、私が所属する事業所らしいとの事。

噂レベルの話で、期末決算報告書などIR情報にも載ってはいませんでしたが、末端までこんな話が来ると言う事はどこからか漏れているのか、もしくは昨今の状況を総合的に勘案して「潰される」という判定をした人が勝手に広めているのかも知れません。

それが噂で流れてくる。どうなっているのかうちの会社は。

しかし・・・昔からこのような噂が出てくると言う事は数か月後に現実となって現れる可能性も非常に高い事は古参の社員なら知っています。

切られた場合、整理解雇とか他事業所・支店に配置転換とかあるようですが、残念ながら他の事業所でもリストラを実施するか検討中らしいとの事で、実施されれば当然の様に人は余る事になります。

残念ながら我が社内には余剰人員を吸収できるほどのバッファが無いようです。

クッソー!誰のせいで赤字なんだよ! ←お前
高齢の高給取りからまずリストラだろ? ←お前
社内のお荷物からリストラしろよ 
お前

そんな事を思いながら、今後の社内ニート活動について考えてみました。

会社脱出すべきか限界まで留まるか究極の2択

もし私が20代ならばこのまま居続けても構わないと思うのでしょうが、残念ながらアラフィフの身ではリストラ候補としても真っ先に挙げられ、かつ社内ニートではその陣頭に立つ様な立場でもあります。

ニート君
ニート君

リストラの先陣は俺が切る!

パイセン先輩
パイセン先輩

無茶しやがって・・・

さすがに「明日から来なくていいよ」は無いと思いますが、決定後にあたふた転職活動を始めても地元転職では数少ないパイを奪い合う様な状態になるでしょうし、大体は失敗すると思うのです。

ですので、もし転職を考えるならば、さっさと動いた方が精神的にも余裕がある今しかないなと、社内ニートをしながら転職活動を開始することにしました。

ハローワークの求人を見て驚いた

まだ公式に発表はされていませんが、上層部の方で撤退を決めているのであれば、早々に次の会社を見つけなければなりません。非常に無念ではありますが、まだサラリーマン生活を続けるくらいしか選択肢はないと思っています。

相変わらず今日も暇だったので、ハローワークの求人情報なんかを見てみると、見事なまでに以下のような募集が並んでいました。

  • 介護
  • 医療
  • 薬剤師
  • ホームヘルパー

相変わらず介護・医療業界は人足らずのようですが、私が目指すのは社内ニート。常時体を動かすような仕事は社内ニートとしてあるまじき行為であるため、必然的に介護・医療系からは目を背けざるを得ません。

投資で何とかならないか?と考えても、投資だけで食べていけるほどまだ種銭が貯まっていないのです。毎日全力信用3階建てとかのDead or not alive的投資はさすがに・・・。

そして、ハローワークで社内ニートを検索したところ、検索結果は0件

おかしい。何かがおかしいぞ日本。

専門職はどうだろう?

今度は私の持っている専門分野の資格で地元+通勤可能範囲を検索してみましたが、これはそこそこ有るようです。

問題は社内ニートを卒業しなければならないという事だけ。少しだけ実務経験もあるし、引く手あまたという訳ではないけど、恐らくこれが一番食いっぱぐれはなさそうな分野ではあります。

専門職はこの年になれば現役バリバリのスペシャリストを通り越して後進育成する様な立場ではありますが、そこまでの実務経験もないし・・・。これも今後の人生を担保してくれるような物でもなさそうです。

雇用保険を貰って優雅に暮らそうか

今の会社は20年以上勤務しているので、失業時に貰える雇用保険も自己都合なら150日間給付されるようです。150日、つまり5か月間適当に転職活動しているだけで1日6千円近くもらえて、5か月間無料で自宅警備員研修を受けられるというオマケ付き。

5か月の間に外資系企業とか一部上場第二新卒募集とか100%受からない会社に求人応募すれば一応転職活動をやっているとみなされる様なので雇用保険も無事ゲットできるわけです。

5か月間終わった後に地獄が待っているのは間違いなさそうですが。

長年勤める事による弊害がこんな所に

以上の様に鼻歌を歌いながら今後のニート活動について想いを巡らせていたのですが、他の人はどう考えているのか聞きたくて、久しぶりにオフィスに戻り大体同年代の人に質問してみました。

「変な噂有るけど実際なったらどうする?」
「子供大学進学の時期だしなぁ・・・」
「家のローンまだ20年近くあるんだよ」

こんな感じで先々に対する不安、収入が無くなっていく危機感を持っている人も何人かいましたが、私がヤバいなこれと思ったのはこんな事をいう同僚がいた事です。

「今までだって何もなかったし」
「リーマンショックも乗り越えたし」
「噂でしかないよそんなの」

彼は私と歳があまり変わらなく、かつ立場も同じくらいの為、私が一番頼りにしていた回答なのですが・・。

前は大丈夫だったからこれからも大丈夫。そんな保証はどこにも無いのに。日本や世界をとりまく環境がここ1年くらいで大きく変わろうとしている最中。私もこれからどうなっていくのかは全く読めませんが、あまりいい方向には行かない気がしています。

彼は毎月給料がもらえるという環境に順応し、いつの間にか何の疑問も持たずどっぷりと漬かってしまい、正常性バイアスが働き、現状を維持しようとして変化を著しく嫌う恒常性維持(ホメオスタシス)が働いている状態なのかもしれません。

これからもずっとこの状態が続く、変わるわけがないと私も信じたいところではありますが、すぐ傍まで危機は迫っているのかも知れません。

社内ニートもそろそろ終わりになるのかもと思うと寂しいですが、腹をくくって次へ進まないと。

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